家の近くに、ダイソンの扇風機が捨てられていました。羽のない、おそらく3万とかするやつです。

私、ダイソンの未来的なデザインが好きで、ドライヤーと掃除機だけは奮発して買ったのですが、扇風機まで買おうとは思いません。
ドライヤーもそうですけど、扇風機なんてこだわらなければ2000円とかで買えるじゃないですか。基本的に風が出るだけだし。

「拾おうかな…」一瞬、そう思ってしまいました。
そもそも不法投棄されてるものですし、壊れてるんでしょうけど、ちょっとしたことで直るかもしれない。

ただ、使えなかったら代わりにちゃんと捨ててやらないといけないし、誰が使ったかも分からんものを拾って家に置くなんて気持ち悪いよな、R藤本だと気付かれてたらどうしよう、などと数秒間、思考がグルグルした後、
「いつまでそんな思考してるんだ!」と自分の中のアングリー藤本に怒られてしまいました。誰?

19、20歳の頃ならともかく、39ですよ。粗大ゴミ拾うみたいな発想するなよ!
大学と、東京に来てからの数年は本当にお金がなかった。当然、自分のせいですが。
いまだにその時の感覚が身に付いてしまっているのです。
大学の時なんか、3月の引っ越しシーズンはそこら中で粗大ゴミが出るので、何か使えそうなものがないか物色してましたよ。勇者だってそういうことするし!

基本的に、何でも「高い」と思うことが多い。
特に服、Tシャツが5000円とかだと全く買う気がしません。さっきのドライヤーや扇風機の理屈で、2000円とかで買えるもの!
使えればいい、着れればいい、たま~にピンポイントでこれは欲しい!となるだけで、それが普通の人より少ないんだと思います。

その一方で、後輩と食事に行って、会計が1万切ってたら「安いもんだぜ」と思うような感覚もあったり。
さすがにそういうのにはケチケチしたくないんです。自炊もしないし、キャバクラ行ったり1人で飲むこともないのに、食費は確実に月10万以上使ってますね。そこは食えればいい、じゃないんです。
自分の生活用品や身の回りに使わない分、食事に使ってしまうのかもしれません。ハングリー藤本です。誰?