吉本興業の本社は、新宿歌舞伎町にほど近い、新宿ゴールデン街という小さな飲み屋が密集しているところのすぐ隣にあり、やはり今はリスクを減らしたいので、タクシーを使って行くようにしています。

で、会社の前でタクシーを降りて中に入るまでの10歩ほどの間に、飲み歩いているであろう、マスクもしてない若い男性に「ベジータさんですよね?握手してください」と言われました。
さすがに今は勘弁してくれ!
と断るべきだったんですけど、反射的に手が伸びてしまい、片手で軽く応じると、すぐさま会社の入り口にあるアルコールスプレーで念入りに消毒しました。
身を守るためとは言え、まるで不潔なものでも触ったかのように念入りに消毒しながら、このご時世に非常識な奴だ、などと思ってる自分も嫌だなあ、と思いました。

何というか、銃社会みたいな窮屈さ。
だいぶ前ですが、アメリカで訪ねる家を間違えて無防備に近付いた日本人の学生が、住人に撃ち殺された事件を思い出しました。

帰りは空車を探してウロウロするのも気が引けるので、アプリを使って来てほしい場所を地図上で示して呼ぶのですが、現在、夜間の歌舞伎町内は地図上で赤く表示されていて呼ぶことができません。
この赤くなってるのがまた、危険地帯という感じで怖いんですよ。

そういえばもう何週間も前ですが、タクシーの運転手の方にも「YouTubeで見てます、握手してください」と言われて困惑しました。何のために後部座席との間にビニールシートを貼っているのか。

別にこの人たちは感染を広めようと悪いことしてるわけじゃないんですよ。でもこのご時世、この程度のことで凄い怒られたりするじゃないですか。
「私たちは言いつけを守って我慢してるのに!」という気持ちが余計にそうさせてると思うんです。

連休中らしいですけど、TVのニュースで旅行者にインタビューするのとか、やめてあげてほしい。余裕のない誰かを怒らせようとしてるようにしか思えません。
最近は少しは情報番組とかも見ようとするんですが、「こう思わせようとしてるな」を勝手に感じてしまい、嫌になって消してしまいます。

やっぱり自分は好きな人が何も考えずに見れるものを提供したいですし、そろそろ別のこともやろうかな、と思うようになりました。そのために何かを終わらせることも必要かもしれません。
大して具体的なプランもないのに、うっすら匂わせて終わります。