大体の男がそうではあると思うんですけど、いわゆる「恋愛もの」を見ません。
せっかく面白いのに、何でそんなに恋愛を絡めてしまうんだ、みたいに思う作品はよくあります。FF8とかw

何というか、恋愛なんて、すごく個人的なことじゃないですか。他人のそんなの見てもなーという感じです。更にその個人的なことを、世界を守るとか悪と戦うみたいな大義の中に混ぜられると冷めるんです。「シン・ゴジラ」にはそれがなかったのがとにかくよかった。「パシフィック・リム」も、最後にキスしなかったのが逆によかった。

とか言いつつ、唯一好きだったのもあって、「赤灯えれじい」という漫画。
ヘタレでフリーターの男の子と、気が強いヤンキーの女の子の恋愛がメインの話です。
これだけ書くとベタではあるんですが、憧れるような素敵な恋というわけでもなく、純粋なんだけどリアルな感じで面白かったです。

恋愛メインじゃないですが、「ボーイズ・オン・ザ・ラン」とか、ダメな男が、ずっとダメなんだけど一発だけ逆転をかます、みたいな話が爽快で好きなんです。花沢健吾先生の漫画はそういうのが多くて面白いです。

終電間近の駅の改札前で、抱き合ったりキスしてるカップルなんかどうでもいいしわざわざ見たいとは思わないじゃないですか。
でも、男の方がすごいヘタレっぽくて、このチャンスを逃すまいと必死に頑張ってたりしてるなら「おっ」と思って見てしまう、それに近いかもしれません。