2ヶ月前には大騒ぎだった吉本の件、何事もなかったように静まるものですね。
大した新情報もなく、世間が叩き飽きれば終わりって感じなんでしょうか。
私個人も何も変わってませんし、会社自体も特に変わったところは見られません。それがいいか悪いかも分かりませんし、何を望んでもいませんw

相変わらず仕事として不思議なのが、「いくら貰えるか分からないまま働いている」ことです。
前にも書きましたが、レギュラーや何度もやっている仕事以外の、いわゆる「単発の仕事」に関しては、給与明細を見てはじめて、それがいくらだったか分かるのです。
最短で2ヶ月後、最長で1~2年後といったところです。マジで。
しかも、明細に載っているのは会社に引かれた額ですから、全体でいくら支払われたのかを知る術はありません。
 「こういう仕事をお願いしたいのですが、いくらでやってもらえますか?」と聞かれても、会社がいくらで受けてるかよく分かってないのです。

そして、当然ですが、仕事によって全く額が違う。
同じ1時間でも、2ケタ、下手すりゃ3ケタくらい違ったりしますw
一般的に、ライブ<テレビ<営業といった感じでしょうか。
ライブはお笑いの劇場やライブハウスでやること、営業はショッピングセンターやお祭り、イベント会場のステージなどでやることを言います。
冠番組を持つような売れっ子芸人であれば、テレビが1番よかったりもするでしょう。
YouTube、ニコ生その他ネット配信などに関して言えば、本当にバラバラです。
YouTubeの自分のチャンネルなんて動画の再生数なわけですから、稼働した回数ですらありません。ちなみに私は、いまだに何再生でいくらもらえるのかも把握してません。

いくらか分からない以上、最初は基本的に何でもやってみる、そして色々経験した後で「自分が何を得られるか」を判断していけばいいと思います。
お金なのか、経験なのか、ただ楽しくて満足できるからなのか。
もちろん「見てる人に楽しんでもらう」は大前提です。
「何を与えて何が得られるか」ですかね。

ライブなら交通費程度のギャラでも面白そうなら出ますし、テレビでも「こんな使われた方なら出なくていいかな」などと生意気なことを思って断ることもあるのです。
マネージャーにもそういうことを言えるくらいの関係は築けています。

とにかく、吉本の若手がキツイのは、「何も得られない」ことをいつまでもやらされることです。
基本的に同じ土俵、同じルールでネタをやってランキングを付けられるだけ。得意不得意に気付けることもなく、ギャラもない。挙げ句の果てに先輩のライブの手伝いまでノーギャラでやらされる始末。
10人の前で100回やるより、1000人の前で1回やる方が成長したりするんです。
かと言って、「ノーギャラだけどお客さん1000人くらい来ますよ」なんて言ってくる奴はロクでもないので、そんな奴のイベントには出ない方がいいですw こういう判断が難しいんです。
そういうのに気付いて劇場のシステムから抜け出したガーリィレコードなんかが、今の東京吉本の若手の中では1番稼いでる部類なんじゃないですかね。

さらに言えば、吉本どころかお笑い界全体でもトップクラスの若手である霜降り明星やEXITなんかは、そんなことも考えず、ひたすらガムシャラに何でもやっていることでしょう。「何で売れてるのか分からない」みたいな少数の嫉妬の声なんて、大多数の歓声にかき消されて届くことすらありません。

私にはできません!海行きてー!