いきなりこんなこと書くのも何ですが、高校生の頃、とても暗い奴でした。

クラスの半分以上の人とちゃんと喋ったことがない奴。学食で1人で飯食ってる奴。休み時間は机に伏せて寝たフリして過ごしてる奴。全く目立たないけど成績だけはいいので問題ない感じの奴。当時の僕ですw

そらーもう、病んでました。
普段はもちろん、遠足や文化祭だって何も楽しくない。
何も楽しくないのを親や世の中のせいにして、自らストレスばかり溜めて。

そんな感じで、一歩間違えば殺人とか自殺とかしかねない奴でしたが、そんな奴なりに「他人に迷惑かけないようにしよう」とは思っていたのです。単に気が弱かったってだけかもしれませんが。

男子校なのがまだよかったかもしれません。
女子がいるとキモがられたりして、もっと精神的にヤバかったんじゃないでしょうか。
特に興味や不快感を持たれることもなく、目立たない奴ってだけで済んだわけですから。

でまあ、今も全然、明るく社交的ではないのですが、お笑い芸人やったりしてますよ。まだ成功してないですけど。

当時の自分を「ヤバかったなあ」で片付けられる年齢にもなってますよ。

それなりに幸せです。満足はしてませんけど(上昇志向ってことにしといてください)。

そして今、強く思うこと、それは、

「当時、ネットがなくて本当によかった」

ということです。

たぶん、あの頃に今みたいなネットの世界を知っていたら、逃げ込んで、戻って来れなかったと思います。

見ず知らずの人とダメな感情を共有して、不幸せだと思ってるくせに「このままでいいんだ」と錯覚してしまう。
変わることを面倒くさがり、カッコ悪いと思い込んで、現実に何も期待しなくなる。

ネットどころか携帯電話も今ほど普及してなかった当時は、実際に目に見える人や世界だけが全てで、僕なりに、どうにもならない、劣等感や孤独みたいな感情と向き合ってきました。BUMP OF CHIKENと出会うこともなくw

それは「戦ってきた」と言うほどカッコいいものではなくて、甘えられない逃げられないと勝手に思いつつ、気付けば3年経って環境が変わった、ってだけのことです。

今や、見ず知らずの人に「寂しい(:_;)」とかつぶやいてアピールできる時代。聞かれてもいないのに「あいつ嫌い」とか言える時代。

そう思うのは、自分のせいだ。

誰に向けて言うてんの?そら、1人くらいは慰めてくれますよ。同調してくれますよ。
それで止められる犯罪や自殺だってあるでしょう。でもまずは、自分だけの中で向き合って処理せえよ、と言いたい。
どうしようもなくなったら、ちゃんと助けを求めればいい。

当時の僕には、死ぬ勇気がなかった。
でもその一歩手前まで行ったのは事実で、そこまで行ったのなら、舞台に立って大勢の前でスベることなんて全然大したことじゃないw

ダメな奴は、劣等感を抱き、悩んでるのが正しい姿なんじゃないかと。
もちろん、悩みすぎはよくないでしょうけど、少なくともそれを棚に上げていいことはない。

芸人は、コンプレックスを武器にする仕事です。棚に上げるどころか、ショーケースに飾って見てもらってますよ。
だからメンタル強いし、ある意味どうしようもないw
テレビを付ければ、自分のはるか上を行く人たちがわんさか、それでもおもんないとか言われてたりして。そこに劣等感も何もなくなったら売れないでしょう。

今、便利ですよ、めちゃくちゃ。一方的だったら繋がれますよ、果てしなく。

でも、ダメな奴がよくなる世界じゃないんです。そこは絶対に、自分自身で頑張らないといけないんです。

・・・何かを終えた奴の文章みたいになってきましたが、まだ食事すら終えてません!特にモヤモヤした気持ちもないです!

最後に私、現実以上に、ネットでの人見知りがひどいです。

オンラインゲームもいくつかやりましたが、一度も他の人と喋ったことないですからね。ストイックすぎるよねw