お名前 = さとくん
宿泊年 = 2018
宿泊月 = 11
宿泊日 = 22
宿泊したお部屋 = 「すずらん」の間

現在東京で一人暮らし。父親は岩手県大船渡市の、母親は青森県の出身。現在は青森市内が実家です。

岩手は何度も訪れており、座敷わらしの存在も知っていますが、今回勤労感謝の日の連休に会社の年休をくっつけ「1か月早い年末帰省」を企画。
その途中で「寄り道」して、緑風荘さんに泊まってみようと思ったのです。

いわて銀河鉄道、金田一温泉駅で下車。送迎の車に乗り、3時半に玄関入り。
仲居さんの案内で「すずらんの間」に。一通り説明の後、仲居さんは去りました。

そして、温泉につきものの「温泉まんじゅう」を食べていたら
♪コンコン!と細かく早くはっきりと2回ノック音。
『さっきの仲居さん?』と思ったのですが、もしそうなら何か言うはず。
ドアを開けても誰もいません…
別の部屋の人が「間違って」あるいは「亀麿ちゃんを装って」ノック?
神聖なこの旅館で(他の旅館であっても)大の大人が、見ず知らずの私にそんないたずらしますかね?

無言だということは…亀麿ちゃんからの「歓迎」なんでしょうか。

そして、槐(えんじゅ)の間へ。幸い誰もいません。
左側の掛け軸の所に、お客さんたちからの人形や手紙が供えられています。
風船が3つ、紙風船が1つ。

次の瞬間、その中の1つ「黄色い風船」がゆらゆらと動きました!
風なんてないし、他の風船は動かないのに…

深夜1時半にもう一度、槐の間に行きましたが何も無し。
布団に入りましたが、朝7時に起きるまで何も無し。
亀麿ちゃんが「布団に乗って起こしてくれる」のを待っていたのですが…

翌朝は9時チェックアウト。金田一温泉駅へのバスが用意されるまで「宿泊者ノート」を見ていました。同じように『風船が揺れた』という記載があり、これは亀麿ちゃんだと確信しました。

3.11直後の夏、宮城県でタクシーの運転手さん等が「夏なのに真冬のようなコートを着た人を乗せた。振り返るといない」という現象を語りました。

疑う人は、「金田一も宮城も、そんなのウソだよ」とケチをつけることでしょう。しかし、私は信じるから泊まりに来ました。
人の「想い」はどこまでも深い。科学なんかじゃ説明しきれない割り切れないものだと、私は感じます。

亀麿ちゃん、どうか私を見守っていて下さい。