● 六番目の小夜子 (恩田陸/新潮社) | impressions

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時々日常

一番最初に読んだ恩田作品。また読み直してみました。
もう何年も前に読んだので、内容を余り覚えておらず、新鮮な気持ちで読めたのは良かったけど。
なるほど、昔の私がこの作品を読んで、他の恩田作品に手を出さなかったのがわかる気がちょっとした。

恩田作品の女の子って、なんか設定年齢より幼い感じがする。その違和感と、台詞の「いかにも」って女の子らしさが、多分当時十代だった私には受け付けなかったんじゃなかろうかと。些細なことだけど、登場人物の喋り方が気になると、読んでて辛いものね……。青臭い。
今は別に気にせず読めるから良いですが。(まあ多少の違和感はありますが)

内容は、ガーッと盛り上げておきながら「えっ?!」と肩透かしを食らうような感じでした。でも途中途中のイベント(笑)は読み応えがあるので、結構好きかな。学園祭の体育館のシーンは、ぞっとしました。

何はなくともデビュー作。読んで損はないと思います。




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2015/11/19
肩透かしこそが恩田作品の真骨頂と思えば何も怖くありません(酷)