マンティリア
髪に「ベイネータ」とよばれる大きな櫛(くし)をさし、その上に絹のレースでできた長いベールをかけます。
「ベイネータ」の上等な櫛(くし)はべっ甲製で、細かい透かし彫りがあります。
ベールは黒のレースが多いですが、白もあるようです。
17世紀頃からの上流階級の女性の正装でした。
スペイン王室の女性もマンティリアを被っている姿が見られました。
若い頃のソフィア王妃
綺麗ですねぇ~。
2004年5月22日、フェリペ王太子とレティシア・オルティスさんの結婚式でのマンティリア姿のソフィア王妃(当時)
↓スペイン王妃として栄誉礼を受けているソフィア王妃
マンティリアを被ると背がより高く見えますね。
ローマ教皇と謁見した時は、白のベールをかけたマンティリア姿でした。
↑は、ベネディクト16世 (2005-2013)のミサ?の様子。
フランシスコ教皇のミサの時。
黒レースの時より、白レースの時のほうがべっ甲製の「ベイネータ」が分かりやすいですね。
レティシア王妃も王太子妃だった時マンティリアを被っています。
↓2004年6月28日、バチカンを訪問した時のです。
↓2005年6月15日、スペイン国内で
↓2006年9月19日
王妃となった現在、マンティリアをかぶる姿は見られません。
似合っていますが、レティシア王妃はマンティリアをつける必要はないと判断されているのかもしれませんね。
今度、フェリペ国王の姉クリスティーナ王女のマンティリア姿も載せたいと思います。