こんばんわ。


ぼくが、自作ルアー縛りでシーバス狙いを初めて1年と3ヶ月経って思うことを書いてみます。

ちなみにこれまで市販のルアーで1匹もシーバスを釣ったことがないので勝手に「完全自作縛り」と呼んでます。


1年目の結果は釣行回数48回、シーバス17匹でした(うちランカー4匹)。ゲストはクロダイ4匹、キビレ1匹でした。釣り場は全て鶴見川です。最大連敗記録14。


2年目に入って3ヶ月経過、シーバスはここまで6匹。ゲストは鯉1匹。

釣り場は同じく全て鶴見川です。最大連敗記録はここまで11。危うく1年目の記録を塗り替えるところでしたが先日無事脱出も現在2連敗中。


さて、そんなぼくなりに思う「完全自作縛り」の特徴は良くも悪くもこんな感じです。


爆笑釣れたときの達成感が大きい

ガーン釣れないときの不安感(ルアー?腕?何が悪いかわからない)

ガーンワーム、メタルバイブ、クリアカラー、重心移動なし

ガーン市販のルアーを知らない

ガーン釣れる動き知らない(釣れるまで答えわからない)

ガーンルアー見られたくない(綺麗じゃないから恥ずかしい)

ガーン釣れたルアー何ですか?って聞かれるのに抵抗ある(商品名だと教えてあげれるんだけど、リップレスミノーとかって言うとなんか隠してるみたいになる気が。最近は「細いリップレスミノー」とかなるべく伝わる言い方をしてみてる)

照れルアーの形と動き、重心による違いとか、ルアーの理解が深まる

照れなんかチャレンジしてる感

ガーンなかなか釣れない(ルアーだけじゃなく腕も原因かとは、、)

ガーンルアー集める楽しさ、名作への感動が味わえない

照れ根掛かりロストの時、プラスチックよりは環境に優しい気がして、せっかく作ったルアーロストの悲しみが癒される(そう思うことにしている)

ガーンルアー揃うまでに(作るから)時間が掛かる。失敗作多数。

爆笑総合的に楽しい(自作縛りでなくてもシーバス釣りは楽しいのだとわかる)


こうして見るとデメリットは多いですが、とにかく楽しいので完全自作縛りが1年以上続いているわけです。

1年目の14連敗はさすがに「市販のルアーで釣れるようになってからでいいんじゃないか」って考えが頭をよぎりましたし、2年目の11連敗は「まさか14連敗を更新してしまうのか?1年経っても上手くなってないのか?」って心境にはなりましたが。


作ったルアーはロストもあるのでもはや正確な数はわかりませんが、軽く200は越えています。

全てウッドでリップ付きミノー、リップレスミノー、シンペン、バイブレーション、バチルアーです。

色はスプレーを使っていないので、見た目はかなり素人ハンドメイド感満載です。激戦区でもカラーはこんな感じ(下)でも釣れるときは釣れるみたいですが、まだカラーについて発言できるレベルにありません。


いまは、とにかく色よりいろんな形を試してみるようにしています。

シャローランナーなら、顔の形を変えてレンジがどれぐらい違うのか?とか、頭下がりや平行姿勢での泳ぎの違いとか。


シンペンなれ形、太さ、重さを変えてスラロームの幅がどれぐらい変わるのか?など。


塗料は基本的に臭いの少ないターナーミルクペイントとか、ワシンのクリア水性、水性アクリジョンとかでやってます。被膜は弱いので、頻繁にはがれ、補修が発生しますが、試作の大量生産が今の優先順位なのでは、部屋で塗れる塗料はありがたい。たまに2液エポキシも使いますが臭い、、、

ボディは全て木で、100均の桐材でやります。バルサより固いですが、その分強く、塗装が弱いのをカバーしてくれています。

ステンレスの針金を貫通させて、腹側からドリルで穴をあけて、オモリを耐水性の木工ボンドで埋めています。


(下)1年前に完敗したハクボイル攻略のために小型ルアー各種製作中


タックルはロッドはダイワのシーバスハンターのメジャークラフトのクロステージ、リールはダイワのレブロス4000とクレスト3000でやってます。いわゆる初心者おすすめクラスですね。今のぼくにはこれぐらいがちょうど良いです。


最近やっとリール「巻き心地」とはなんぞやがわかってきました。リールの「巻き心地」は、始めた頃は、釣具屋さんで並んでいるのを巻き比べてもほとんど違いがわからなかったんです。でも1年間やり続けると、違いがある程度わかるようになるんだと自分でも驚きました。人間の五感は鍛えれば良くなることを実感しました。


メイン機のレブロスで約50釣行、ランカー4匹含めて20匹位釣りましたが、オイルとグリスをちょくちょく差しているだけで快適に使えています。中級者用とかハイエンドと呼ばれるものは使ったことがありませんので他のリールと比較を書くだけの経験がないですが、少なくともシーバスを釣ることができるリールだなと思います。使い込んで壊れたりしたら、中級者おすすめレベルに進もうかなとは思っていますが、予備機のクレストと共にもう少しリールの勉強(メンテやチューニングなど)させてもらおうと思っています。


釣りの技術の方は、最初はキャスティングが狙ったところに飛ばせなかったですが、だんだんうまくなるものですね。まだまだ精度は上げないとと思いますが、大体狙った範囲には投げれるようになりました。


ルアーやルアーチョイスは迷走中です。まだ23匹しか釣ってないので、もっと数を釣らないと、まだどうやったら釣れるのかはわからないですね。とにかく確信を持って選んだルアーで狙って釣るっていう「脳汁ブシャー」状態に到達したいのでとにかく経験を積んでいこうと思っています。


やり取りは、時々ばらしますが、ぼくは落とし込み、前打ちのクロダイは25年以上経験があって指ドラグのタイコリールでやってましたので、ドラグが付いたリールでのやり取りは初心者向けのリールでもタイコリールに比べたら素晴らしく良い道具だなと感じます。クロダイは、歯に針が刺さりきってないことでのバラシや、魚が向こう向いたときに無理に止めると針が外れることでバラすことが多いですが、魚が向こう向いたときの引っ張りっこはシーバスも同じようにバレますね。クロダイ同様竿を横にして向きを変えるのが良さそうだなと感じています。エラ洗いはシーバスならではですね。竿先を下げたり、足元では弱い力で上に引っ張ると、潜ろうとして跳ねないこともわかりました。シーバスは跳ねたり走ったり、足元まで来てからの持久力があってやり取りが難しい魚でそれも楽しさだなって思っています。


さてこの先も、当面引き続き鶴見川に通い続けようと思っています。1年目終わったときは他の釣り場も、、とも考えたけど、近所の鶴見川がポイントが沢山あって、まだまだ楽しすぎて他の釣り場まで手が回らないのが現状です。


もうすぐバチ抜け、その後は小さなハクが毎週大きくなってシーバスが狂ったようにボイルするのにルアーを食わない「悶絶」の時期が来ます。一番釣れない冬の時期がもうすぐ終わります。今からワクワクです。


市販のルアーが使えないとか、ワームやメタルバイブがないとか、クリアカラーがないとか、ルアーについてはとにかく縛りの多い遊び方をしていますが、ルアー作りからの学びや、シーバス釣りそのものがとても楽しいなと感じるシーバス2年生アラフィフの今日この頃です。


皆様どうか健康にお過ごしください。