昨日来られたお客様は

とあるエステサロンのインストラクターさんで、

社員さんに技術指導をしていらっしゃる方。


教えることに携わってから、

教わろうとする気持ちの大切さを知って、

何年この仕事を続けようが

天狗になってはいけないと思い始めたそう。


その方が、

「お客様の為、と思えば

どんなにしんどい仕事も

しんどくなくなる。」と仰った。


本当にその気持ちって大事だなぁ、

この仕事をする原動力になるものだもんなぁ、

と改めて思い出させていただいた。



忙しいと、どうしても

「休みたい」とか「しんどい」とか

思ってしまいがちで、

「こなす接客」になってしまいがち。


そんな時、あえて考えるようにしていることがある。


例えば、1万円のコースを提供している時に、

「これって本当に1万円というお代金を

いただくほど価値があるのだろうか。」

ということ。


1万円出せば、

そこそこ特別なディナーを食べることが出来るし、

演劇などの舞台を見ることが出来るかもしれない。


どちらも、その道のプロが精魂込めて作り上げた

立派な作品だと思う。


私の1時間そこそこのマッサージが

果たして豪華なディナーや

蜷川幸雄に引けをとらないものなのか。


そんなことを考えていると、

本当に一生懸命にやらなければ

お客様に大変失礼になる、と気づく。


逆に、本気でやればやるほど、

お客様にそれが伝わって、

お客様も本気で綺麗になろうと

思うのではないか。


1ヶ月なら1ヶ月、

この日を心待ちにして来てくれたお客様に

決して手を抜いてはいけないなと改めて思う。


1万円のコースなら、少なくとも1万円以上の

価値があると思っていただけるように

もっともっと一生懸命心を尽くそう。