なんか、久しぶりに経営について

考えさせられる事があったので、

書きます。


近所に、第三世界の民芸品なんかを扱っている

小さなお店があって、

フェアトレードのチョコレートを売ってるので

たまに訪れていたのですが、


そこを営業されている、たぶん50代の女性と

さっき初めてお話することができました。


その方とはmixiで出会ったのですが、

環境問題や貧困問題などに

長年力を注いでいらっしゃいます。


もうすぐ、ずーっと夢だった、

「エコカフェ」をオープンさせるそうで、

昨日地鎮祭をしたんだと、

わざわざ図面まで見せてくださって、

「ここが囲炉裏で、ここに風車を置いて・・」

と楽しそうにお話してくださいました。


素晴らしい夢をお持ちで、

応援したい気持ちでいっぱいなのですが、

実は少し気になることがありました。


率直に言って、

身なりがとてもみすぼらしいのです。


洋服のことはファッションの好みもありますので

置いておいても、くしを入れていない髪とか、

口臭とか、爪の汚れとかが気になります。


もちろん、人を見た目だけでは判断しません。


夢のお話をされる時には目が輝いていらっしゃったし、

性格も純粋そうで、人としては素敵な方だと思います。


今されているお店の雰囲気も、

店主さんの雰囲気そのままです。


(第三世界の民芸品店とその店主を再現してるとしたら、

私が間違っているのかもしれません。


例えば私がバングラデシュに行って、

小さな村の小さな商店で、

お店の人が少々不潔だからといって

気にはしないだろうからです。


「生活が大変なんだろうな・・」とは

思うでしょうが。)


このようなお店は、

環境や貧困の問題に何の興味もない人が、

足を踏み入れやすい「入口」の役目を

担うべきだと私は思っています。


知っている人、もともと関心のある人だけしか

入ろうと思わないお店なんて、もったいないです。


誰でも入ってみたくなるお店とか、

手にとって見たくなる商品の置き方とか、

喋ってみたくなる店員さんとか、

そういうのを何でしないんだろう。。。



私がこのお店に欠けていると思うものは、

「お洒落」ではなくて「お洒落心」なんです。


お金をかければいくらでも

お洒落な感じ、若者が入りやすい雰囲気に

することはできるだろうけど、

そうじゃなくて、

例えば空き瓶に野草を挿して置いてみる、

というようなお洒落心がないと

もったいないと思うのです。


この方の夢、エコカフェが

誰からも愛され、地域に無くてはならない存在に

なっていくためには、

一工夫必要かな、って思いました。


もっとも、知った人だけが

集まれるような場所を作りたいだけなのかも

しれないですが・・。