今日は化粧品を試してみたいというお客さんが来られた。
すごく明るくてしっかりした方で、話が弾んだのだが
いろいろ話をしてるうちに、
その方も自宅でサロンをやりたいと考えている事が分かった。

先月この辺に引っ越してきたばっかりで、
3人のまだ小さいお子さんがいて、
家で出来る仕事を、と考えたそうだ。

私は、「もしよかったら、いつでもメールとか電話ください。
私に分かる事なら何でもお答えしますので」
と言った。

彼女は私の言った事に驚いているようだった。
というのも、別のサロンで
「他のサロンから目をつけられたり潰されるからやめた方がいい」
と言われ、そういうものなのかな、と思ってたんだそう。
(人の夢を簡単に踏みつけるような発言に驚いた。)

私は自分が開業する時に
いろいろ不安とか分からない事だらけだったのだが
先輩サロンオーナーさんから
「何でも包み隠さず話すから、遠慮なく聞いてや」
と言ってもらって、すごく嬉しくて感動したから、
誰かが私に相談してくる事があったら
同じように言ってあげよう、って決めてた。

その話をお客さんにして、
お互いライバルとして蹴落とし合うより
いろんな情報交換したり協力し合える方がお互い心強いですしね!
と声をかけた。

私にとっては当然の事やのに
そのお客さんの目に涙が溜った。

「実は去年主人を亡くしまして…」
「今までぬくぬくと生きて来たんですが
働かざるを得ない状況になりまして…」

衝撃的な告白に胸が詰まった。
同時に、この方がどれだけ本気で自宅サロンに
懸けようとしてるかが分かった。

たぶん、生命保険やなんかで一時的に大金が入って
これを一生子供と生きていける資金にしなければ
と考えたんやと思う。


「今日ここに来れて良かった」
と言ってもらえた。

私はこの方の中に、自分には無い強さを見た。
決して強くはない人間が、守るべきものの為に
強くあろうとする姿に憧れを感じたかもしれない。


上手くいけばいいな。
温かく見守ろう☆



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