以前お世話になったサロンオーナーの方が、
何年もやってると、だんだん手抜きになってきてしまう
という内容の事をおっしゃってた。
だから時々初心に帰って、思い出さないといけない、と。

お客様に宛てて書く手紙は、
その最たるものだと思う。

最初の頃こそ、リピート率アップの為に
せっせと手紙を書くのだが、
だんだん顧客も増えて忙しくなるにつれて、
手紙を書かなくなっていく。
書かなくてもお客さんは来てくれるから。


あたしの場合、1年目なくせに張り切らなすぎて
あまり手紙を書いていなかった。
今もまだ、忙しくないのに書いてない。
別に手紙を書くのが嫌いな訳でも苦手な訳でもない。

ではいったいなぜだ。

やり過ぎてしまうからだ。

私自身いろんなサロンからよくお便りをもらうのだけど、
だいたいみんな一言手書きで書いてくれてるよね?
いつもそれを見ると、なんて愛想の無い!
一言かよ!って思っちゃうんだよね…
あたしならそのお客様の事を思い浮かべながら
丁寧に文章を考えて書いてしまう。

で、ものすごく時間がかかる。
し、お客様の事を強く思い過ぎるようになるから、
「あんなに丁寧に手紙書いたのに全然来てくれない~」
とか、考えてしまうようになるのが嫌で…
しかも後々、仕事が増えてきた時に
負担が大きくて続けられなくなったらあかんし…
みたいにいろんな言い訳があるのよね。

でも、やっぱり書こう!
丁寧に丁寧に、お客様の顔を思い浮かべながら。
よく考えたらそれってどのサロンにも負けない
あたしだけの強みになるかもしれへんしな!


初回のお客様には1週間以内に。
誕生日のお客様にも。
年末年始のご挨拶。
サロンのオープン記念日にも。

心を込めて。
書こう。