6月ももう後半になってしまいました。

みなさまいかがお過ごしですか。

 

道々に咲くドクダミの白が、いつもきれいだと思います。

シャクヤクもハナショウブも、アジサイやバラやユリも、華やかな花々の咲く6月ですが、私はもっとちいさな、素朴なものが良い。

 

花は圧倒的にスイートピーが好きです。

風がよく似合う。

吹かれるままに自由で、群れず、淡く。

 

今年はもう少し楽に…と思っていたはずが、気がつくと仕事三昧で1年の半分が過ぎていました。

 

弾いて、書いて、指導して、というのは頭の使い方がまるで違う作業ですが、何事も考え込んでしまう自分にとっては良いバランスかもしれません。

 

先日とある文学賞で、私の執筆した『とらわれの彷徨』が、対象195篇のなかから12篇にノミネートされました。

小説が主流の賞のなかで、よくここまで読んでいただけたなぁと嬉しく、励みになりました。

エリック・サティのグノシエンヌ第1番を根底に思索を広げたものです。

手直しが必要なので時間はかかりますが…

ゆくゆく読んでいただけるように頑張ります。

 

 

評論の賞をいただいてから3年、執筆の仕事もいくつかいただきました。

そのつど悩み、反省し、回復するまで時間がかかりました。

 

批評という繋がりでお話をする機会もありました。

でもどうも心に透明な膜がおりてきて、会話というスピードのなかで生きるのが自分にはやはり難しいと感じました。

私には、切る、ということができません。

 

そうして彷徨う音や文章で、これからもぽつりぽつりと、ちいさな場所から、問うてゆきたいと改めて思ったのでした。

 

夏は進めたい原稿があり、リサイタルは入れていませんが、それ以降で予定されているものたちの準備期間をゆっくり取りたいと思っています。

 

というわけで潜伏時間となりますが、また音を通して、ことばを通して、みなさまと音楽を共有できる日を心待ちにしております。