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わんちゃんに人の言葉は理解できるの?

 

飼い主様であれば一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

 

結論から申しますと……理解できます!

 

なぜなら、「犬は平均して89個もの単語やフレーズを理解している」という、研究内容を発表したカナダの大学があるからです。

 

今日は、その内容をお伝えしようと思います!

 

 

ダルハウジー大学が行った研究内容とは

 

目的:犬が理解できる単語数を定量化する。

 

参考:乳幼児の初期言語の理解と発達を評価するためのチェックリスト。

 

対象:165人の飼い主と愛犬。

 

内容:名前、コマンド(おすわりなどの指示のこと)、おもちゃ、飲食物、家の中・外、ゲーム・日課などにまつわる単語やフレーズを172個並べたリストを渡して、それぞれの言葉にどれだけ愛犬が反応したかをアンケートで回答してもらう。

 

結果:犬は平均して89個の単語に応答することが判明したほか、最も多い犬では215個最も少ない犬でも15個に反応する。

反応を示した言葉は、

自分の名前、「sit(おすわり)」「come(おいで)」「good girl/good boy(いいこ)」「down(ふせ)」「stay(まて)」「wait(ちょっと待って)」「no(ダメ)」「ok(いいよ)」「※left it(離れて)」の10個に90%以上の犬が反応した。それらのコマンドに次に「treat(おやつ)」「breakfast(朝ご飯)」「dinner(夕ご飯)」「garbage(ゴミ)」「poo(うんち)」「ball(ボール)」「squirrel(リス)」などにも反応を示し、「Want to go for a walk?(お散歩行く?)」も応答率も高かったとのこと。

※「left it」=散歩中に拾い食いや危険なもの(誘惑物)、他の犬に興味を持つことを防ぐコマンドのこと。誘惑物に対して、「そのままにしておきなさい(放っておきなさい)」という意味があります。

 

 

 

 

 

なかなか面白い研究内容ですよね♪

 

また、知能が高いと有名なボーダー・コリーなどの犬種や、警察犬、捜索救助犬などとして訓練された経験がある犬は、特別な訓練を受けていない犬より1.5倍も理解できる言葉が多かったそうですよ。

すごいですねびっくりマーク

 

けれど、今回の研究では犬種ごとのサンプル数がそれほど多くない点や、犬の行動を解釈する上で主観的なばらつきが生じる可能性から、犬種と言葉の理解についての結論を出すのは時期尚早とも研究チームはおっしゃっていました。

 

 

 

つまり、研究はまだまだ途中段階であり、これから結果が変わる可能性は大いにあるということです!

 

日本には2023年時点で約684.4万頭もの犬が飼われているので、

もしかしたら、300〜500単語覚えている子だって否定できないですねハート

 

皆さまも遊び感覚で、愛犬ちゃんに話しかけて

どんな言葉に反応するのか探してみるのはいかがでしょうかウインク

 

 

それでは、今回のお話は以上になります。

 

最後まで、目を通していただきありがとうございましたビーグルしっぽビーグルあたま

 

 

参考資料

↓↓↓

https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0168159121003002