旧海軍は九二(留)式七粍七機銃の照尺・照門作製になります。
当然の事ながら、細かい部品で構成された照尺・照門は錆びて朽
ち果てています。そこで思い切って削除し再生となります。
尾筒後部の照門の台座は必要な箇所を残して、ここも思い切って
削除・研磨して、後の再生部品の取付に備えて、整えておきます。
海外のネット画像から図面を作成し、リューズの様な細かい部品
調達から始まり、小物パーツを作製していきます。刻印数字等も
リアリティーに寄与するので、丁寧に打刻します。
照尺の横に平行に金属の枝がありますが、これは三脚や旋回支基
に機銃を載せて対空射撃をする時に、銃口側にスパイダーサイト
を付けた際に、接眼側に照準器を1本立てる為の支柱になります。
ポロリと外れては困るので溶接で固定します。スケールの上下動
は諦めますが、照尺のスタンド・アップ機能は仕込みます。これ
ら台座への組付は、後工程で傷めない様に最終工程にて行います。
細かい所は、特に丁寧に作り込みます。意外と観る人は見ている
ので、ここら辺が説得力のある修復になるかどうかの瀬戸際です。



