サンジャン大聖堂の階段を上り、入口前にある天文時計 (Horloge Astronomique) を見たい!こちらは有料だが、26歳以下は無料。

15m2程度の狭い部屋に置かれた天文時計。時間、月日、惑星の位置、潮、月のリズム等々が分かる。天井から大聖堂上部の鐘に繋がっていて、1863年~ブザンソンの住人に時を知らせた。
狭いので、遠くからのショットが出来ない。
右側。別の土地の方角と時間も分かる!
後ろのメカニズム。30,000もの部品を使用。
左側にも別の土地の時間と方角。
ナポレオンが最後に過ごしたサント エレーヌ島もある。
幸運な事に他の客が居なかったので、ゆっくり出来る。本当に狭いので、人が多いと上手く写真が撮れなかったと思う。(居なくても狭いので、難しい。)




中央上部はドラゴンかと思ったが、イルカらしい。
星座。
メカニズムも凄いが、とりわけ美しい。
中央のすぐ右手。世界の時間。
左手。
時と共にこぼれ落ちた部分。
天文時計を後にする。
先程の天文時計の天井から、上の鐘に繋がっている。
反対側からのショット。
こちら側がサンジャン大聖堂への正面。


ブザンソン出身、1088年の教皇 Calixte II。

大聖堂の正面に位置するホテル ボワトゥゼ。

写真右手。左手は Rectorat de l'académie de Besançon。

ホテル ボワトゥゼ正面。1744年~1750年の間に建てられたらしい。

ローマ時代からの Porte Noireの後ろ姿。右手はホテル ボワトゥゼ。


内側からの彫刻が素晴らしい。

上部の円柱上にエンペラーを象徴する彫刻があったが、現在はない。
門後ろ側はツルツルだったが、正面には沢山の彫刻。闘いの彫刻以外は、神話学関連。


ホテル グラモン。中世時代にパレ(宮殿)であった建物を増築し、現在はレクトラとその関係者住居。
こちら。
少し先の右手に Square Castan。ローマ時代の劇場の焼け跡。

昨日も今日も前を通る度に、異常にごっつい円柱に目を引かれた。周囲に比べ、ここの雰囲気はあまりにもアンバランス!円柱上部の細かい彫刻が美しい。
中は普通の公園だが…
当時から残る跡は、大小構わず全て残した感じ。こちらは何の跡だか全く分からない。
1784年に建築。1958年にほぼ焼失。その後、英国式 考古学庭園に改造。
公園側からの円柱ショット。円柱だけで7mくらいありそう。
Vestiges Gallo-romain Castan = カスタン ガロ ロマンの跡。カスタン氏はブザンソン出身の考古学者。ガロ ロマンとは、フランス現地民ゴロワー人 + ローマ人の意で当時、実際、仲良くやっていたのか強いられていたか分からないが、ガロ ロマン、と言う表現は好きだ。
これも何か分からないが、地下のカーヴでワインを保管していたとか、物置きのスペースだったかもしれない。(奥行きは、さほどない。)
これも何なんだ?!カーヴか、役者達の控え室か?興味深い。
ちょっと異次元な場所なんだが、なぜか落ち着く。
これも円柱の一つかも。さぞかし立派な劇場であっただろう。
中世時代の地図によると、Rue Victor Hugo (この位置の左手) 辺りに舞台があり、その後にサン ジャン バティスト教会があり、その後ろ (この公園) に観客席があった模様。
焼け跡を残した公園なんて、本当に珍しい。全く嫌な感じがしない。
後ろ姿。
これも何だか全く想像がつかないが、装飾の一部であろう。
ぜひ当時の地図を見てみたい!が、想像するだけでも楽しい。
端に見つけた階段。かなり奥まで続いている様。舞台演出の何かかなぁ…
自分は廃墟巡りが大好きなので、物凄く楽しんだ!時間的にランチにするか迷ったが、この通り下にはヴィクター ユーゴーの実家がある。12h30~13h30は閉鎖するらしいので、むしろ見学してからランチにしよう。