《外車のオートマッチックミッションは壊れる???》
よく駐車場なんかで見かけるのですが、前進しながら静止する前にR、Pレンジ、後退しながら静止する前にDレンジに入れている車がいますが、これはATミッションにとっては致命的です。
ミッションにとってはやってはならないランキングベストワンですので絶対にしてはいけません。
それは自ら『壊そうとしていること』に他なりません。
外車の多くのATは世に言う『恐怖のZF製』です。
先ず大層な形容詞のついてるZF製のATですが、使用上の注意を守っていればまず壊れません。
勿論機械である以上「壊れない」と言うことはありえませんが、それでもATが壊れたと言う話は聞きません。
ZF製のATの恐怖神話はどこから来たか?
使用上の注意を守れば随分丈夫、と言うのが本音です。
《使用上の注意とは?》
① 暖まるまで全開にしない。
② 車を動かすためPレンジ(Nレンジ)からDレンジ(Rレンジ)に入れる時は、絶対に「コン」と言うギアがきちんと入ったわずかなショックを感じてから、さらに「一呼吸置いて」ブレーキを離し、クリープで動き出してからアクセルを踏むこと。
③ 動いている状態からPレンジに入れる時(前進から後退のためのR、または後退から前進のためのD)は必ず完全に静止してから、Nレンジに入れ、ギアが抜けたことを確認してからPレンジ(またはR・Dレンジ)に入れること。
④オートマチックでは回転を無視したギアダウンで減速しない!(よく下り坂でギアダウンでエンブレを使う人がいますが・・・・)
先ずは・・・ブレーキングをしてからエンジン回転数を落とした後で、ギアダウンで一定速度をキープする目的でギアダウン!!
これを読んで「うわ~~~~面倒くさそう・・・」と思った御仁!!
面倒ではありません。少しのくせ付けで。。。高額出費を防げます。。。
なお③について補足しておきますと「一呼吸おく」「確認してから」というのは、シフト時はエンジンの回転がアイドリングから一瞬上がったり下がったりします。
これらエンジンの回転の変化が落ち着いてからブレーキを緩め、アクセルを踏み込むと言う意味です。
《MTで基本的に気をつけること》
① 暖まるまで全開にしない。
② チェンジはソフト&スウィートで行い、強引なギアチェンジをしない。できれば回転は合わせるようにするのがベストです。
③ エンジンブレーキでローは絶対に使わない。
③についてはちょっと趣旨から外れるのですが、オーバーレヴ防止の意味であるのは皆さんも理解されていると思いますし、
そんなことする人がいるとは思いませんが、それでも念のため書いておこうと思った次第です。
《最近のオートマッチッククラッチの2ペダルミッション》
ワーゲンのDSGやアウディのS-トロニック BMWのSMG等々の電子的にクラッチを繋ぐミッションです。。。
MTのクラッチ操作を自動で行うオートマチックATです。
フェラーリのF1マッチックも同じくです。。。
従来のトルコンオートマATよりもエネルギー効率が良く、燃費にも貢献できるため、最近のダウンサイジングエンジンに採用される事が多いです。。。
ですが・・・・日本のストップ&ゴーの多い事情では。。。やはりクラッチが早めに滑り始めます。。。。6~7万キロくらいでオートマが悲鳴をあげます・・・
当方でもお客様のワーゲン、アウディ、ボルボV60等々6台ほどが軒並み6~7万キロでオートマが往ってしまいました。。。
中には2万キロ持たなかったお車もあります。。。
何故・・・・・????
壊れるのでは無く・・・・消耗なんですよね。
MTと同じく、クラッチ板の消耗なんです。。。必然です。。。
ヨーロッパではストップ&ゴーが少なく、消耗が少ないので・・・長持ち!日本では・・・短命です!!
そのうえ、ヨーロッパなどは、小型車などの大衆車はMTが多いみたいですね。
なので。。。日本では・・・やはり・・従来型のトルコンATが耐久性があっていいんですね・・・ですから、メーカーもトルコンAT復権の兆しがありますね!!
そんな中で・・・ではマニュアルミッションは壊れないのかと言うと。。。。
『5MTも壊れる』と言われます。
本当でしょうか?
複数の専門家に聞くところによると本当のようです。
これは噂話ではなく、複数の専門家からそれぞれ複数台の5MTのトラブルに対処した話を聞いています。
対して6MTは5MTのような症状の報告例はありません。
症状としてはギアが入らなくなるのですが、原因はシンクロなどではなく、シフトに繋がってるフォークが削れるため、入らなくなるそうです(これだけではないかも知れませんが・・・)。
そしてこの症状は一番遠いギアから起こるそうで初めがR、次に5速、1速と言う順に来るそうです(違う場合もあるそうですが・・・)。
大抵は3速4速が生き残るそうです。
このミッションの故障について何故ナーバスになるかと言うとこれは簡単です。
修理代が高いからですね。
本来トランスミッションはOHが利くもんなんですが、ゲトラグはそうはいきません。
基本は全て『アッセンブリー交換』という高額部品では最も聞きたくない言葉が出てきます。
またこれが高いの何の・・・
軽く100万以上かかります。
中古部品を探しても半値以上はかかると考えられます(海外への個人オーダーを利用できれば安くはつくかもしれませんが、それでも高額であることには変わりません)。
では必ず壊れるのか?
ある意味機械である以上『壊れる』と言うほうが正しいでしょう。
しかし それは大丈夫と言われる6MTでも同じ事です。
大切なことは「壊れないような運転の習慣付け」です。
《壊れないようにする習慣付け》
「運転中シフトノブを握ったまま運転しない」
エンジンがかかっているとその振動がシフトノブに伝わってきます。
当然運転中もずっと振動が伝わってきますが、シフトノブを握ったまま運転することはこの振動を押さえ込むことになるんですね。
すると振動が開放されずに何処か別の所で開放しようとして、強度的に弱いところにストレスがかかって逝ってしまうことになります。
5MTの場合、これが原因でフォーク部分が削れるのだろう、と。
少なくともその方が目にした症状の全てのオーナーが運転中にシフトノブを握ったまま運転する癖を持っていたそうです。
《耐久性のあるミッションとは・・・・》
そんなのは。。。有りません!!!
運転の仕方と扱い方で、耐久性に違いが出ます!!
日本車のそれはゆる~く造られていますから・・・・壊れません!!
外車の目標速度域が時速200キロ近くの巡行ですから。。。。より精密に造られています!!
日本車にはそんなクオリティは与えられていません!!
ですから。。。外車をお持ちのかたは、丁寧にミッションのシフトチェンジをしてあげれば・・・・
《外車のATは日本車よりもずっとずっと耐久性が有ります!!!》