あのときから7ヶ月、彼から電話がありました。
「あのとき」とは、去年10月、皆様に支えられたこのとき↓のことです。
①へこんでいます。（前編）
突然の電話です。 びっくりです。 ドキドキですっ∑ヾ(￣0￣;ﾉ
今後のこと「考えさせて」と言ってから（詳しくは②）、今まで電話もメールも全くありませんでした。
確かに、「いつ答えが出るかは分からない。 明日かもしれないし、何ヵ月後かもしれない。」とは言っていましたが。
もう、彼の中では終わった話になってしまったのか、もしかしたら海外赴任にでもなったのか・・とひそかに思っていました。
そう思う気持ちとは逆に、「本当にまだ考えているのかも。」という甘い期待を持ったりするときもあったり。
私自身、ずっと彼のことは頭にも心にもありました。
まず彼は「体調はどう？」と言い、そして「半年も全然連絡しないでごめん・・。」と言いました。
そして、この半年間に変化があったことを、ひたすら報告してくれました。（私の方から聞いたワケではないのに。）
本棚を買ったこと、携帯電話を買い替えたこと、仕事が猛烈に忙しくなってしまったこと、冷蔵庫が壊れたこと、歯医者に行っていること、体重が8キロ減ったこと、クルマのコーティングをしたこと・・・etc.
「今部屋を見渡しているけど、他には変わっていないかなー。 ま、大きな事は何も変わっていないね。 トラさんもちゃんといるよ。」とまで報告。
（トラさんとは、ブログのサイドバーのプロフィールにひっそり載せている、私の「旅の友」の小さなぬいぐるみ。 人質（？）として彼の部屋に置いてきたのでした。）
話す感じは以前と変わりません。 半年前と同じように私を呼ぶし。
ただ、変わったことが一つ、病気のことを聞いてくれる！ と言うか、彼の方からいろいろ聞いてくるのです。
一般的には普通のことかもしれないけれど、以前の彼からは想像できないこと。
簡単に今までの経緯を話しました。 この前の入院のことも、治療がまだ終わらないことも。
今はその入院から退院後間もないので、家でゆっくりしている毎日だよ、と。
あんなにブログで弱音を吐いていたのに、見栄を張っているか、いい報告をしたいからなのか、心配させたくないからなのか、彼に対してはどうも前向きな表現になっています。
そう話していたら、自分でも大したことないように感じてきた。
あれ？ これっていいことだよね？
すると彼、「ああ、元気そうで良かった！ ずっと入院していたり新しく転移していたりしていたら、と心配していたんだ。」と。
あ、だから、入院はしていたって・・・(￣_￣ i)
元気そう？
私だって彼と久しぶりにいろいろ話せて嬉しくて、声だって弾むもん！
その声を聞いて「元気そうで良かった。」と何度も彼は言ったのでした。
そして話は職場復帰のことにまで進み、「会社が籍をずっと置いておいてくれるって言うなら、復帰するまでにある程度勉強しておかないとだね。でも、無理することはないよ。」と前向きなお言葉。
「がんになって職場復帰なんて出来ないと思っている。 私が職場復帰したいと言っていることも、そんなことしていいのか心配だ。」と言っていたあのときとはエライ違いです。
こんなことも言っていました。
「テレビでやっていたけど、がん細胞を光らせて治す治療があるんだってね。」
ど、どんな治療だ！？？ それは分からないけど、彼が「がん」に関するニュースを観て話す・・・前にはなかったことです。
何かが変わった・・・！！
その他にも彼の仕事の話、趣味の話、甥・ゆうとの話（伯母バカ話）、共通の友人の話などなど話して、気付いてみたら1時間半！
そして電話の締めは、
れひ 「電話ありがとう。 電話してくれて嬉しかったよ。」
彼 「元気そうで本当によかった。 でも、無理しないでゆっくりするんだよ。」
電話を切って気付きました。
あれ？
彼の「答え」は話題にも出てこなかった・・・。
会う約束をしたわけでもないし、また電話するよ、と言ったわけでもない。
でも！
久しぶりの電話、本当に嬉しかったです。 鏡を見たら、私ったらニヤけていました(￣▽+￣*)
彼と半年以上会っていませんでしたが、私はまた彼と一緒に過ごしたいと思っているなって実感しました。
彼は「元気そうな私」を喜んでくれました。 でも、今は無理せずゆっくり過ごして、と何度も言っていました。
話しぶりから、治療が終わって（あるいは体調が戻りウィークリーの抗がん剤治療が体に慣れて）職場復帰できるぐらいになるまで、彼は待ってくれているのかも・・と勝手に思ってしまいました。（←かなり自己中心＾＾；）
そう考えたら、前に進む目標がまた一つ出来たような気がします。
まだいろいろなこと、あきらめることはないぞっ。