大切なお友達・Mちゃんが先日出産をしました。


Mちゃんは高校生のときの同級生で、大学進学後も仲良くしていた友達。
卒業後連絡をとっていない時期がありましたが、私が実家に帰ってきてから再び交流が再開。
私の病気のこともとても理解してくれて、先日の入院中にも家が近いこともあって何度もお見舞いに来てくれていました。
そして、再会したときには妊娠していたMちゃん、そのことを私が気にしないようにさらっと話してくれました。

友達の結婚・妊娠話にはピリピリしていた私でしたが(心がせまいっ)、Mちゃんの妊娠については私自身心から祝福でき、どんどん大きくなるおなかを愛おしく思っていたの。


そして突然の「産まれちゃいました。」のメール。
私が通院する病院で出産をして入院しているとのこと、外来の後に会いに行って来ました。


産まれたのは、1キロに満たない小さな小さな女の子・マナちゃんです。
予定日よりも1か月以上早く、緊急の帝王切開で出産したそうです。
マナちゃんには、先天性の障害があったのです。


Mちゃんから詳しい話を聞きました。
私は、「聞くこと」しか出来ませんでした・・・。
「励ますこと」というのは出来ません。 励ます言葉が出ないのです。
私の口から出る言葉は「大変だったね。」「そうだよね。」という言葉。
でも、自分が病気にならなかったら、きっと言葉を並べて励ましていたと思う。
つらい思いをした当人の気持ちは、当人しか分からないこともある。
そのことを身をもって感じただけに、上手い言葉をかけられないのです。


Mちゃん 「私、想像力に欠けていたよ。問題なく娘は産まれて、順調に育つものだと思っていたから。れひちゃんの病気にしても私の娘にしても、何万分の1の確率でこういうことになって、なんでこういうことになるのかなーって。」
れひ 「それが運命だったんだよね。Mちゃんも私も自分のことを責めることはないんだよね。」
私はそういうことしか言えませんでした(´_`。)


マナちゃんは、今はNICU(新生児集中治療室)にいるけど、長く生きられないんだ・・・。
Mちゃんは言いました。


でも、この世に産まれてMちゃんに顔を会わせてくれたのだから、「おめでとう。」ですよね。
悩んだのですが「お祝い」を渡しました。
するとMちゃん、びっくりして「お祝いいただけるなんて思っていなかった。ありがとう、嬉しいよ~。」と丁寧に受け取ってくれました。
Mちゃんのようなお母さんは、バタバタしてなかなかお祝いを言ってもらえないんだよ・・・とNICUに籍を置く妹が言っていたのです。


Mちゃんは帰り際「話を聞いてくれてありがとう。」と言ってくれました。
帰ってきてから「お祝い、初めていただいて感激!」とメールが来ました。
これでよかったのかな。


自分が病気になったことを友達に話したときの友達の対応は様々でした。
もちろん嬉しかったこともありますが、いただいた言葉や対応に勝手に傷ついたり、悲しかったりすることもたくさん。
その中でも「報告したのに返事がない」という対応も悲しく、そういった友達とは連絡が途絶えてしまっています。
そのときは「それまでの友達だったのかな」と思ってしまっていましたが、そうとは限らないですよね。
病気になった人への接し方の難しさを知っていた友達だったのかもしれない。
実際、ひたすら励ましのメールをくれる友達には参ってしまったこともあるし。。


Mちゃんから「マナちゃん」の名前に込めた思いを聞いて涙が出そうになりました。
本当に素敵なお名前。
マナちゃんは幸せだよ。。

Mちゃん、おめでとう!


子供のこと。
私は子供は産めなかったし、これからも産むことは出来ません。
本当に子供は欲しかったし、そのことで涙を流す日がたくさんありました。
自分の子供、愛する人との子供、家族、本当に本当に欲しかった。

不妊に対する思い、書いたらきりがありません。
でも、もう子供のことは「もし~たら~」の世界です。
もし○歳で結婚していたら、もし○歳で子供を産んでいたら、その子供は今頃○歳なんだろうなぁ。
その子が小学生になったとき、私は○歳で、成人するときは○歳で・・・。

ああいうことをして、こういうことをしてあげて・・・。
そう思うことがたくさんありました。


でも、、、最近「産めない子供の歳は考えない。」そう思うようになってきました。というか、思うようにしています。
それよりも、現に産まれた、今いる子供たちのことを考えたいなって。
もちろん、自分の子供とは違うだろうし、産めない今、「自分の子供」がどういうものかを感じることは出来なくないことは悲しいけど・・。

「親」ではないけれど、「親」以外の立場として「今いる子供たち」に何か伝えられることがあるかもしれない。


甥・ゆうとに対してはすっかり「伯母バカ」(←yannさんと一緒♪)ですっ( ̄∇ ̄+)
私は仲の良いイトコが多く、イトコの子供たちとも仲良くさせてもらっています。いい子たちです。かわいいです。
Mちゃんの娘・マナちゃんのことを影から見守っていきたいです。

そして、親戚・友達でない「子供」に対しても温かい目を向けられるようになればいいな・・・と思います。(なかなか難しいですけどね^^;)


そして今、改めて以前のriderさんのメッセージ を読むと、悩みまくったときとは違った気持ちになった自分に気付きます。

すこーしだけ、、、、気持ちが大きくなったのかな。。(///∇//)


そして、親にしてみれば私はいつまでたっても「子供」なわけで、「産めない子供の歳」を考えるよりも自分が今を生きていることを実感する、感謝することが大切なんだな~って思います。
今生きている。 それが紛れもない事実なのだから!