★トポテシン単剤 1クールday1★


いつの記録だ!?


前々回の記事に書いたように、先週から抗がん剤が再開しました。
カメさん更新カメなので、どうもタイムリーな記事になりません。
副作用も想像したよりきつかったし・・。


2ヶ月ぶりの抗がん剤再開日。
この日は抗がん剤再開というだけでなく、マーカー採取と先週検査したPETの検査結果を聞く・・というドキドキのイベントがありました。

まずはドキドキの結果発表です。
採血をして1時間半待ち、番号を呼ばれ診察室に入りました。
すると既に血液検査プリントアウト済み。


主治医 「やっぱりね~、ぐーんと上がっちゃいましたね。。。」


ぐ、ぐーん????


腫瘍マーカーCA125 (基準値35以下、卵巣摘出患者については15以下が理想)
482

(11月 60 → 12月 66 → 1月 69 でした。)


ひえ~~~!!!!
1か月で約7倍です。
微増していて12月末から休薬になってしまっていたので覚悟はしていましたが、ここまで上がるとはっ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ!


そしてPETの結果もこれまたびっくり。
PCで画像を見ながら話を聞いたのですが、どーりでおしりの激痛が出てきた訳だ・・という感じ。


PET検査とは、検査薬を体内に注入しその集まり具合を画像化したもので、がん細胞の「活動性」「悪性度」を知ることが出来ると言われる検査です。
(これに対してX線やCTやMRIは、がんの「形や大きさ」を見る検査・・だそうです。)
詳しくはコチラ
「悪性の腫瘍」であれば、画像上で赤く光ります。
(1㎝以下の腫瘍は検出できないことがあるそうですが。)


PET検査は今回初めて体験したので、画像を見るのももちろん初めて。
ウワサどおり「視覚的にショッキング」です。
赤く光り過ぎだよ~((>д<))


今回PET検査を行った理由は「1年前からCTに写っている何だか分からなくなってきた膣断端部の軟部腫溜」が一体何者か?ということを知りたかったのですが・・。
背中側の直腸付近、真っ赤です。
まるで「おサルのおしり」のようです・・・。
結果、「1年前からCTに写っている何だか分からなくなってきた膣断端部の軟部腫溜」は、見事「悪性の腫溜」でした。
残念!
そしておなか側から見ると赤い塊が複数・・・。
もともと腹膜播種がありそのため腹膜が「肥大」しており、小さな腹膜播種はPETにも写らないとのことでしたが、「小さな腹膜播種」ではないモノ(つまりは大きめの腹膜播種)が自分が想像していたよりありました。
診断をした読影医師のレポートにも「これだよ」の矢印が5つある。


※その読影医師のレポートより

◆所見:
 腹腔内に多発する播種病巣があります。 
 ダグラス窩にはbuiky massを形成しています。
 その他実質臓器への転移はありません。
 左肩甲骨背側に集積があるが、これは転移とは考えにくい所見です。

◆診断:
 多発腹腔内播種。


むむむ。

マーカーの激増時にPETを撮ったのが間違いだったのかなー。
自分で希望して検査をお願いしたのですが、現実を叩きつけられ興奮!
ショックを通り過ぎて笑ってしまった・・。
この日はたまたま学生の見学があったこともあって、主治医はいつもよりさらに寧に説明してくれたのは嬉しかったけど。。
(英単語まで解説してくれるというサービスあり。)

ショックで涙が出ると思いきや、いつもの調子、いや、いつもより軽い感じで笑いながら主治医と話しました。


れひ 「こうなるとトポテシン単剤はちょっと不安ですよ~。」
主治医 「でも、だからと言ってこの前説明したように今すぐに違う薬は使えないので、やってみましょう。2ヶ月投薬していなかったこともあるだろうし。」
れひ 「これじゃ、おしりも急に痛くなるわけですよねぇ。はははっ。」
主治医 「確かにこの大きさからすると痛みが出るかもしれませんねぇ。でも、画像で見た感じよりも実際の大きさは小さいイメージですよ。」
れひ 「痛み止め、再開したいです。貼るタイプのモルヒネがあると聞いたのですがどうでしょうか?」
主治医 「貼るタイプだとれひさんには量が多いかもしれないなぁ。まずは前回と同じように粉末のモルヒネ5mgを8時間ごと、でいきましょう。」


ということで、粉末モルちゃんも再開です。
飲んでもうすぐ1週間になりますが、ばっちり効いています! 痛みはかなり軽くなりました(^ε^)♪


で、白血球・クレアチニンともに問題なく、トポテシンを投与してきました。
書いてみると深刻な外来でしたが、外来の待合室でがん友に笑いながら「ちょっと大変ですよ~。マーカー7倍だしPETは赤くピカピカ光っているし!」と検査結果を話したり、外来点滴ルームで5歳年上のがん友と隣のベッドで点滴したりでちょっと楽しかったのであります(*^ー^)


妹にこの話をしたら、「テストで60点をとったら恥ずかしくて微妙で話せないけど、20点だったらおかしくて笑っちゃって皆に話したくなる心境じゃない?」と。

言えてる言えてる。
ぜーんぜん笑い話じゃないんだけど、びっくりしすぎて笑ってしまった検査結果なのでした・・・。


で、副作用。
トポテシン単剤になったから軽くなるものだと思っていたら、意外ときつかった。
投与したその日と翌日、マーライオンのごとく嘔吐。
吐気、腹痛、倦怠感、現実逃避で笑ってしまう病気(←副作用?)、眠り姫病(←副作用?)、便秘、下痢。
特に吐気と腹痛が酷かった。
トポテシンの副作用とモルヒネの副作用が混在していると思われます。
おそらく「便秘」だと思うのだけど、ストマから出るものが、〔おかゆ〕でも〔水〕でもなく、〔ゴルフボール〕です。
かちこちです。
この〔ゴルフボール〕が小腸を駆け巡っていると思われる痛み、ストマから〔ゴルフボール〕が「よいしょ、よいしょ」と出ようとしているキリキリの痛み、きつかった~。

ストマには肛門括約筋がないので、私が踏ん張ったからってその〔ゴルフボール〕が排泄されるわけではなく・・・。

、〔ゴルフボール〕くんが「よいしょ、よいしょ」と出ようと頑張っているように見えるのだ。

ま、実際に頑張っているのは、私の意識とは別の動きをしてくれるストマ(腸)なのだけど。
今はもう〔おかゆ〕なので安心よっ。


トポくん、がんばってくれ!!!


今回知ったこと。

『人はビックリしすぎると笑う。』