うふふ・・・。
昨日、点滴が外れました!!

やった~!!!

20日間よく頑張ったね、私も血管も。
24時間点滴は精神的にもつらかったよ。。


そんなワケで腎臓報告。

クレアチニン 1.43 (前回は1.49)


緩やかですが下がっていること、上昇せずに落ち着いていることから、まずは点滴が外れました。
ただ、水分を一日2リトル以上とることが必須!
(今までも2リットル弱は飲んでいましたが。)


で、問題の尿道バルーン留置カテーテル。
(みなさんも術後に入れていた「おしっこの管」のことです。正式名称は何て言うのかな?)
これは外れません・・・(>_<)
というか、やはり数ヶ月外すことは無理っぽいです。
入れたまま退院することになりそう。


腎機能低下の「コレ」という原因は特定できませんが、以下のようなことが考えられているとのこと。
① 薬剤性による。
 (休みなく続いている抗がん剤、痛み止め等。)
② 単腎の影響。
 (病気発覚時には既に右の腎臓は腹膜播種によりほとんど機能していなかったため、実質的に左の腎臓のみで1年半過ごしていた。)
③ 膀胱が圧迫されたことにより腎臓への尿の逆流が起こっている。
 (腹膜播種の影響?)


①②のみの原因で、かつ今後抗がん剤を投与する予定がなければ、やや高いクレアチニンであっても生活に支障はないとのこと。
そういった場合は思い切って尿道カテーテルも抜けるかも。
ただ、③の原因も捨てきれず、さらに抗がん剤を投与するつもりでいれば、尿道カテーテルは数ヶ月留置したままになるということです。

主治医は「ストマの管理が出来ていれば、尿道カテーテルの管理は簡単ですよ」と言いますが、私にしてみれば「ストマか尿道カテーテルか」じゃなくて「ストマも尿道カテーテルも」なんです。
せっかく、1年かけてストマとうまく付き合えるようになったのに、さらに尿道から出た管とも生活しなくちゃいけないのか・・。
怖がっていた腎ろうの処置は「不適用」となりましたが、おしっこを管から流しっぱなしには変わりません。
退院したら、大きなウロパックではなく外出時は「レッグバッグ」なるものを太ももかふくらはぎに固定して生活することになりそうです。
まだ詳しくは聞いていませんが、おそらくこのようなもの。


 http://www.mpi-inc.co.jp/products/sik/img/p-s-6-8-3.jpg


看護師さんは「目立ちませんよ」と言いますが、また洋服の制限が~。
マタニティ仕様+足もゆったりの服装でしょうか。
・・・今時ジャンバースカートしか無理なの?
へこみます。。。。(´д`lll)


同じようにウロバッグを利用されている方がいましたら、情報をお願いします!


「がん」であることだけでも、1年半経っても治療が終わらないだけでもいっぱいいっぱいなのに、何で私ばっかり体が変になっていくの??
嫁入り前の娘なのに。←言うなって。
みんなつらい思いは人それぞれ違うのに、そんな性格が悪いようなことを考えちゃう。

最初からWストマの方も車椅子の方も、体の障害は人それぞれなのに・・・。


また、抗がん剤についても、①②の原因を考えると今後プラチナ製剤を使うことは難しいとのこと。
トポテシン(イリノテカン)単剤タキソテール単剤を考えているそうです。

まだカンファレンス中。
いずれにしても量は少なめで負担は最小限になるように・・・とのこと。
私は、体力と気力はあると思って積極的に抗がん剤を受ける姿勢でいたのですが、もどかしいです。
だからと言って無理に抗がん剤を続けるとそれこそ抗がん剤が命取りになる、とも言われました。


なので、聞いてしまいました。
「おしっこの管を入れて効果が分からないまま抗がん剤を続けるのと、おしっこの管を取って抗がん剤もやめるのと、生存にはどれだけの差があるのですか?」


主治医はちょっと考えて、
「それは個人個人によるので分かりません。(分からないのか、言わないのかは表情からは不明。)

でも、抗がん剤をやめて・・という考えも分かります。
どうしても抗がん剤を続けたくないのであれば、それはれひさんの気持ちを重視するので相談にのりますよ。」

と。


そう言われると不安になる乙女心。

「あ、いや、もう無治療を希望するのではなくて、それどころか私は治療は続けたいんです。
でも、効果がない、でも生活がしにくい、ということになると考えちゃって・・・。」


「そうですねー。気持ちも分かります。

でもね、正直クレアチニンもこんなに良くなると思っていなかったんですよ、実は。
もう、抗がん剤も出来なくなると思っていましたから。

そう考えるとれひさんの腎臓の回復、とてもいい傾向なんですよ。」


え~~~~∑ヾ( ̄0 ̄;ノ!!
そ、そ、そ、そうだったの?
正直すぎるよ、先生。


ということで、今後の方針としては、
(1) 点滴なしの状態で尿量と腎機能に異常がなければクレアチニンクレアランスを行い、OKであれば尿道カテーテルを入れたまま一度退院。(予想としては来週半ば。)
(2) 退院中に外来でPET検査を受ける。
(3) 出来れば今月中に再入院して抗がん剤。
(4) その後抗がん剤を続けるか、尿道カテーテルをどうするかは、抗がん剤の効き目と私の希望と相談。


ということで、スケジュールを立ててくれることになりました。
PETは私の希望です。
以前からある「膣断端部の軟部腫溜」が本当に「がん」なのか、マーカーを押し上げているのが本当に「腹膜播種(と少しの胸膜播種?)」だけなのかが知りたくて。
腹膜播種はPETにもCTにも写らないけど、CTを撮っても「膣断端部の軟部腫溜」以外に異常はないのだ。
的を知らないと、やっつけるイメージもわかないし。
それを話したらちょど抗がん剤が抜けている今、PET検査を受けることを薦めてくれました。
(入院では検査を受けられないので、一度退院しなくてはいけないという面倒なこともありますが。)


主治医とこの病院の先生方には、本当に感謝しています。
とても親身になって考えてくれています。
おまけにここの病院は卵巣がんの症例数もとても多く、教授が卵巣がんに強いので、とてもいい環境にいると思っています。
これを書いているまさに今さっき、カッコイイ病棟医長が回診に来てくれて、尿道カテーテルのこと、腎臓のこと、抗がん剤のこと、たくさん話をしてくれました。

「医療者側の一方的な治療ではなく、患者さんの気持ちを汲み取って、治療のことだけでなく生活のことも一緒に考えられるような病棟にしたいと思っています。」というようなことをはっきりおっしゃっていました。

抗がん剤についても、何が何でも大量投与、じゃなくて少量で長く続けることも考えています、とも。

そして、「れひさんは、ホントよくがんばっていると思いますよ。うん。」と褒められちゃった~(≧▽≦) うふふ♪

いろいろ話してじーんときちゃいました。


この今までの状況だと「がんと共存していかに長く人間らしい生活を続けること」が目標になっている、と私は感じています。
積極的な治療は難しいかも。
退院したら、以前の記事にコメントしていただいた方が何人かいらっしゃいましたが、一度U医師に相談に行こうと考えています。

(ウロバッグを抱えて上京することが可能かどうかが気になるところですが^^;)
主治医も病棟医長も「次回からの抗がん剤は少量でいきます。」と言っているので相反することはないと思うし。
以前受けたセカンドオピニオンでは、ほぼ「見放された」思いがあるので、怖くて「大手」はもう行けません・・。


なんだか暗くなってしまいましたが、体調はいいですよっ。
熱も最近出ていないし、ホテルのウィンタープラン(by さくらたん)な個室ライフを相変わらず楽しんでいます。
研修医友達・Eちゃんは毎日遊びに来てくれるし、ヒマな妹がちびっ子を連れて面会にちょくちょく来てくれるし、先生や看護師さんともおしゃべりしているし、主治医もカッコイイ病棟医長も看護師さんたちも「ぶーちゃん」が気に入っているし(特に主治医)、病院のがん友の方々が外来ついでに顔出ししてくれるし、、、、、病院ライフは快適です~(*^ー^)ノ

多くの人に感謝、感謝!