流行にはあまり敏感ではないのに、流行にのってしまったようです。


ノロウィルスに感染していたようです・・・(´д`lll)


ここ数日、すっかり病人でした。 (あ、もともと病人。)

コメント・メッセージのお返事が出来ず申し訳ありませんでした・・。


で、ノロレポートです。
お下品な内容も含まれますので、苦手な方はスキップしてくださいね~(;´▽`A``。


ご存知のとおり私はオストメイトですので、ノロの特徴である「下痢」もまた変わったものでした。

そこで人工肛門プチプチ講座メモ


以前の記事 にも書きましたが、、、

「人工肛門」(ストマとも言います。)というと、特別な器具でも付けているかと勘違いされる方が多いのですが、器具ではなく「自分の腸の一部をおなかの外に出して、そこから排便する部分」です。

もろ「腸」です。 腸が出ています。


(なので、私は意識して「人工肛門を付けた」とは言わずに「人工肛門を造った」と言っていますよん。)


私の場合、ホンモノの肛門も温存しており、腹腔内の状態がよくなれば(腹膜播種が消え、再発の可能性が少なくなった場合)人工肛門を閉鎖する可能性も残っているので(現実的には難しいのですが・・・)、穴が二つあります。

例えるなら、ホースにちょこっと切り込みを入れて二つに割ると二つ穴が出来ますよね。

それをおなかの中から外に引っ張り出した感じです。

ちなみに、「閉鎖することが出来る」というのは、その切り込みを縫い合わせてまた長いホースにし、おなかに戻す、というイメージです。


で、小腸から繋がっている「穴」から便が出て、もう一つの「穴」はホンモノの肛門に繋がってはいますが、便は通らないことになります。


よく「梅干のような感じ」とも言いますね。

卵巣がん+オストメイト仲間のオレンジ・みかん(*^_^*)さん は「梅太郎くん」と呼んでいるようですラブラブ

私は梅干よりもぼてっとしていて、「たらこ」っぽい!


自分のストマを写真にでも撮ってココでUPすれば分かりやすいのですが、そんな勇気もないので(ある意味「肛門」を見せるようなものだし・苦)、イメージとしてはコチラ の写真(コロプラスト社のHPより)を参照してください。
また、
社団法人日本オストミー協会 のHPの「予告編」の紹介 にもちょっと出ています。
(Vol.2が分かりやすいかな?)
衝撃的でもありますが、興味のある方はどうぞ。


ストマには肛門括約筋がないので、排便のコントロールが出来ず、便が自分の意識とか意志とかに関わらず勝手に出てきます。
なので、おなかに装具(パウチ)をつけて便を溜めて処理しています。

この「パウチ」のことを「人工肛門」「ストマ」だと勘違いしている方もいますが、あくまでも人工肛門は「腸」であり、パウチは便を溜める装具です。


パウチにも種類がいろいろありますが、私が使用しているのは
コロプラスト社 の「アシュラコンフォートワイドイージクローズ」というもの。
お写真は
コチラ
便が溜まったら、下部のマジックテープ部分から便をトイレに排出します。


また、このパウチ自体も何日かおきに交換しなくてはいけません。

「交換」と一言で言っても大変なんですっ。

だって、おなかにつけたパウチが取れてしまったら大変。

だから強力な「皮膚保護剤」で貼り付けるのですが、これを剥がずのも一苦労。

私は初めからサニーナを使用していますが、サニーナをパウチの面版に噴射させながらゆっくりと剥がすのです。

無理に剥がすと皮膚がかわいそうなことになります。

(丁寧に処理していても、この面版と便で、面版を付ける部分の皮膚はテカテカになったり、ただれたり、かゆくなったり、どこが「皮膚保護剤なの?」って思っちゃったりもする。)


もちろんパウチ側にもストマにも便が付いていますので、当初は「汚い」と思ってなかなか出来ず。


このときに便が勝手に出てくるのがイヤでイヤで、上手く交換できない最初の頃は泣きながら交換していました・・(>_<)


ま、今は手に付いたって何だって、自分で交換するしかありません。 

実際に交換のときのニオイは臭いけど、しょうがないです。 (開き直り!)


小腸ストマ(イレストミー)の方は水様や下痢状便。
大腸ストマ(コロストミー)のうち上行結腸ストマや横行結腸ストマの方は粥状から軟便、下行結腸ストマの方は固形の便。
・・・が排泄されると言われています。(個人差はあると思いますが。)


私のストマは横行結腸に造ったコロストミーです。
回腸と横行結腸のバイパス手術もしているので、横行結腸のストマですがストマはおなかの右側(おへそのお隣)にあります。
また、私の場合、通常は一日に4-5回ぐらいパウチの開放部から便を排出し、三日に一度パウチ自体を交換しています。
そして、通常の便は粥状~軟便です。 ←これが今回重要ポイント!


前置きが長すぎました。

本当に長すぎました。

何の記事だか分からなくなってきた~(汗)。
でも、これがオストメイトのノロ体験の重要なポイントなのだ。


◆1/4(木)◆
20時頃
なんとなくおなかが痛くなる。


22時頃 
下痢が始まる。
私の場合の「下痢」は、パウチの中の便が「水様便」(字そのまんま、出てくるものが液体のものです。)になること。
抗癌剤の副作用や食べ物によっては「水様便」なることはあるので特に気にしていませんでした。


「水様便」・・・むーん、、、「便」という言葉を何度も書くとなんだか恥ずかしいので〔水〕とします。


25時頃
入浴。
この日は「交換の日」だったので遅い入浴です。
この時間になると腸がおとなしくなるので、交換の最中に便が出てくることはほとんどないことに気付いてからは、「交換の日」は深夜の入浴です。


が!
いつまで経っても「下痢」が止まらない。
パウチの〔水〕を排出しても、排出しても溜まってくる。
おさまるのを待っていたらキリがないので、交換中に便(といってもこの日は〔水〕)が出てくるのを覚悟で思い切って入浴。
・・・予想通りカラダを洗っている最中に水鉄砲のように〔水〕がストマからピュッピュと飛び出しました。


水鉄砲ですorz


うわーん(((( ;°Д°))))・・・と浴室を洗ったりカラダを洗ったりで落ち着かないこの日の入浴。

でも、オストメイト2年生! もう泣きませんっv(^-^)v


なんとか出てきて新しいパウチに交換!
ほっとしたのも束の間、なんだかフラフラする。


26時頃
下痢止めを飲んでベッドに入るがフラフラと気持ち悪いのが治らない。
それどころか急にこみ上げてくる吐気。
トイレで激しい嘔吐3回!

まさしくマーライオン(by ねこたさん )。


ふう~とベッドに横になるが今度は寒気でゾクゾク。
おなかは痛くなる。 頭はクラクラし動悸がすごい。
このまま終わる・・・と思ってしまった。(←大げさ)

どうしよう、まだ「遺書」も書いていないのに・・と本気で心配する私。


そうかと思えばパウチにはたっぷりの〔水〕が溜まる溜まる。
横になりたいのにトイレに行かないとパウチが破裂する~!!

(か、どうかは分からないけど破裂寸前!って感じ。)

頭痛と寒気とパウチの処理で眠ることも出来ず、ヒーヒー唸っていたら1時間後にまた激しい嘔吐、またもや3回。
寒気がした時点でロキソニンを飲んだのにも関わらず、39度オーバーの熱が出てきました。
その後は朝の9時まで1時間ごとにトイレに行き、結局一睡も出来ませんでした・・・(。>0<。)


◆1/5(金)◆
この日は初外来、そしてday15のトポテシン投与の日。


トポテシン投与どころじゃないってば。


病院に電話しました。
が、主治医は不在で副担の先生(若手の女性)と話したのですがハッキリしない。
「抗癌剤は無理ですね~。とりあえず、おうちでゆっくりしていてくださいね~。」って感じ。

おいおい、副担しっかりしてよ。
不安が残りながらもトイレとベッドを行ったりきたり。
もちろん食べられないしベッドにいても眠れないし、横になって唸っているだけです。


お昼に病院から電話がありました。
「やっぱり~、細菌性のものだと怖いので~、検査をしたいので~、来られるようだったら~、来てくださいねっ☆」
ということで、熱が下がったときを見計らって病院に行きました。


通常の「婦人科再来」の時間は過ぎていたので、待つことなく診察。
主治医が来てくれるかなーと思っていたけど・・・電話に応対してくれた若手副担が登場。
ちょっと不安げに診察をしていたら、以前お世話になった美人女医M先生が代わってくれました。

ほっ。


パウチの〔水〕を見てややびっくりのM先生。
WJカテーテルのこともあるので、細菌性のものだったら抗生剤を打つなりして治療しなくちゃいけないけど、ウィルス性のものだったら経過観察、っていうことになるらしい。

で、血液検査・尿検査をしたところ炎症反応ナシ。
やっぱりウィルス性の腸炎ですね、とのこと。


家族で同じような症状の方はいますか?と聞かれたのですが、、、いませんよぉ。
抗癌剤真っ最中だし、人一倍食物の新鮮さや清潔さにはもともと気を使っていますよぉ。

もちろん、ナマモノも食べていませんよぉ。


あ! 2日前に外食でカキフライ食べた。

(けど生でなければ大丈夫らしいよね。)

あ! デパートにも行った。

(けどトイレには入っていない。)


M先生曰く「ノロウィルス」だとは断定できないけど、一般的に言われている症状から考えるとその可能性もあるとのこと。
下痢・激しい嘔吐・発熱ですね。

調べるとなると検査の結果が出るのには時間も費用もかかるらしい。
ま、治ればいいわけだから、原因を追究してもしょうがないし。
ただ、お年寄りや子供が同居している場合には感染しないように気をつけてくださいとのこと。
ノロを含めウィルス性の腸炎だったら3日ぐらいで治まりますよ、ただ心配だったら入院してもらってもOKです。
ということでしたが、入院するといろいろと不都合なことも多いので(ベッドとか食事とかトイレとか)、点滴をして帰ってきました。


長くなってしまったー。
(人工肛門の説明が大半!?)


なので、後半に続く。