★アクトポ 4クール2回目(day8)★



待ちに待った外来日。
最近、病院に行くことが楽しみという変な患者です。
外来で、再発仲間(あれ?私も!?)と会ってお話しするのがリアルでは落ち着けることだったり。
最初は、病院の他の患者さんとの付き合いもヘタだった私ですが、1年経って「話せる仲間」ができてきました。


「がん友の会」なんてふざけて言っている仲間は、
50代後半Yさん(子宮頸)、40代後半Uさん(卵巣)、40代前半Sさん(卵巣)、30代後半Wさん(卵巣)、30代前半Tさん(子宮頸)。
Tさんは独身ですが、他の方はお子さんがいらっしゃいます。
でも、お子さんの話は全くされない。
病棟で「苦手だった方」って、子供の話、孫の話ばっかりだったなー。


病気だからに関わらず、普通の人間関係と同じ。
環境や状況は違っても、「相性」もありますし、人間だから「好き嫌い」「苦手なヒト」っていますもん。


そして今日の成績。
白血球:3200
好中球:1600
というわけで、トポテシンday8予定通りGo!です。


ただ気になる値はヘモグロビン。
今回は9.3でしたが、先週までは8台をうろうろ。
これはフラフラするだろうって「血清鉄」も採りました。
初めて聞きましたが、結果は38(標準値は53-158)
やっぱり貧血っぽいですね、ということでやっと鉄剤(フェルムカプセル)を処方してもらえました。
どんどん薬が増えていく・・・( ̄ー ̄;


それと、腎臓の画像を見せてもらいましたが、ちゃーんと「さきっぽクリン」になていました!


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タイトルのおはなしです。

入院した当日(10/17)に、自宅療養をしていた我が家のご長寿犬・ポーちゃん がお星様になりました。
享年18歳。
大往生です。


バタバタと入院手続きをしているときに母親からのメール。
「ポーちゃんですが、先程、皆さんにありがとうと言う顔で、眠るようにお星様になりました。」

正直、実感がわかず、涙も出ずにボーっとしてしまいました。
ただ、「眠るように」という言葉で安心しました。

呼吸が徐々にゆっくりになって、母親と妹になでられながら旅立ったそうです。


8月に発作を起こしてから 2ヶ月、レンタルした酸素ハウスで1か月ほど過ごし、呼吸も落ち着いてきたのでレンタル会社に返却したところでした。
あの苦しそうな状態で旅立ってしまったらいたたまれない気持ちでいっぱいでしたが、この2ヶ月ポーちゃんは幸せだったかも・・と勝手に思っています。

途中で神経が麻痺して歩くことも出来なくなってしまったけど、いつも過ごしていた家で家族とポーちゃんの娘・ハナちゃんと息子・ボビーと普通に過ごしていました。
ご飯も流動食しか食べられなかったけど、亡くなる1週間前には、私が買ってきたロールケーキを試しに父親がポーちゃんのお口に持っていったら、なぜかペロリ!と食べたんです。
その後5日ぐらいは、流動食は逆に食べなくなり、ふやかしたドックフードやカステラなどを食べていて、「ポーちゃん、復活するかも!?」とみんなで思ってしまったり。
食いしんぼのポーちゃん、最後においしいものがいっぱい食べられてよかったなって思っています。


「お姉ちゃんが退院するまでは、ポーちゃん待っているから。」と妹からの、メール。
翌々日の10/19に退院してお星様になったポーちゃんと対面。
でも、涙が出ないんです。
だって、、、、ポーちゃん今までと同じ、普通に寝ているんだもの。
実感がわかないの。
でも、冷たいからだ。
ポーちゃん、やっぱりお星様になってしまったんだ・・・。


そこへ叔母がお花を持って来てくれてポーちゃんを囲みました。
ますます安らかなお顔になったよ・・・。
お写真を撮ること・ここに載せることためらいましたが、人間ではないからOKですよね?
安らかに眠っているポーちゃんを見てあげてください。

(後で削除するかも。)

 

その後、動物火葬場へ。
簡単な祭壇とお経(テープです。)を唱えていただき、お線香をあげました。
そして、ポーちゃんを見送るとき、初めて涙が出ました。
もう、この姿を見られないんだ・・・。
ありがとう、ポーちゃん。
声に出して言いました。


40分後。
母親の第一声は「ポーちゃん、こんなに小さくなっちゃった・・。」
でも、かわいいんです。
お骨の一つ一つまでかわいいの。
指の骨なんかは漫画のような「骨」の形。
全てが愛おしく感じました。

合同墓地もあるのですが、返骨の形をとることにしました。
いろいろ考えたのですが、しばらくしたら我が家の庭に埋めてあげることにしました。


今は小さな骨壷に入っています。
「お線香っていうのもちょっと大げさだよね。」ということで、気が向いたときに「お香」を焚いています。

ラベンダーとかサンダルウッドとか。
それもちょっと変!?
でも、それで人間の心も休まるし、我が家の方法なんだからいいかなー。


ポーちゃん、18年間ありがとう。
考えてみたら、私の人生ポーちゃんがいる時間の方が長かったんだなぁ。
兄弟姉妹反抗期真っ最中に登場したポーちゃん。
みんなが、それぞれ「ポーちゃんだけだよ、分かってくれるのは。」と話しかけていたのでした。
本当にありがとうね。

さようなら。