去年の9月12日。
主治医との出会いの日です。


現在通院している大学病院の初診は、去年の9月7日でした。
そのときは教授初診で検査を行い、9月12日に検査の結果・・・いわゆる「告知」を受けました。
「発病のこと。(主治医との出会い編) でも書いたように「あなたはがんです。」みたいな「告知」を受けたのではなく、「卵巣に悪性の腫瘍の疑いがあります。」というような感じ。
だから、私は今でも「告知」という言葉を使うのも抵抗があるのです。。
この「診断結果のお知らせと今後の対策」の受診をしてくださった医師が、今の主治医なのです。


診断結果をズバズバと言う訳ではなく、でも、きちんと話してくれる。
質問したことに対して、言葉を選びながら話してくれる。
不安に思うことをダラダラと話しても、一つ一つ答えてくれる。
席を立つと、先にドアを開けて待っていてくれる。
入院中は、毎日一日2回様子を見に来てくれる。

(化学療法の入院でも。先生によっては、全く来てくれない先生もいるだけにこれは嬉しい。)


仕事のことや不妊のこと、心のことになるとさらっとした回答になってしまうのがちょっと寂しかったけど、今は他の先生に聞いてもらうことでカバー。
主治医には「治療そのもの」について、本当に誠意をもって接していただいていると感じています。

当たり前のことなのかもしれないけど、「いい先生」に当たったと思っています。
相性がいいのかな??


1年後の今日、たまたま主治医外来でした。
一通りの診察の後(またもや他の患者さんに迷惑の20分診療^^;)、「今日は先生と出会って1周年なんですよー。」と言ってしまいました。
すると、カルテをペラペラとめくって(当時はまだ電子カルテではなかった)、「あ、本当ですね。9月12日かぁ。」みたいな感じ。
「これからもよろしくお願いします。」と挨拶。
主治医も笑ってくれました。


いろいろありすぎた1年。
普通に暮らしていたら、何事もない、変わり映えしない1年って物足りなく感じていたけど、この1年はおなかいっぱいです。
もう、普通の1年で十分です。


1年前は、1年後の今日がどんな日になるのかなんて想像がつかなかった。

1年って早い・・・今こうして生きていることにも感謝!( ̄∇ ̄+)


話は変わって、ポーちゃん情報
ポーちゃん、退院後しばらくは酸素ハウスにずっと入っていました。
が、息切れも落ち着いてきて今は夜だけ入っていて、昼は好きな場所で休んでいます。


自分が好きな場所をのろのろと移動していたのですが、1週間ほど前にいきなり動けなくなってしまって。
手が麻痺してしまったみたい。
お医者さんによると、やはり高齢による神経性のものらしい。
足は動くので自分で寝返りは出来るのですが、歩けなくなってしまいました。


寝ているポーちゃんと、ポーちゃんを心配して寄り添う娘・ハナちゃん。

母親からお水をもらうポーちゃん。自分で飲めるようになりました。


ただ、食事は前よりも少しとれるようにはなってきて、動けないのはかわいそうだけど、目に力があるように見えます。
食事をしているときのおねだりの声、外にネコや知らない人が通ったときに吠えた声。
それらが聞けなくなったのも寂しいです。。
でも、動けなくなっても、声が出なくても、ぬいぐるみのように家族にかわいがられているポーちゃん、幸せかなー??