本日、外来でショッキングな出来事もありましたが(涙)、心を入れ替えて楽しいレポートです。


毎年7月の第1週末は、ワケあって彼と旅行に行きます。
と言っても、それとは関係なくいろいろと行っていますが^^;


一昨年は諏訪湖・美ヶ原方面、昨年は上高地・福地温泉・白骨温泉。
今年は、私の病気のことと彼の仕事がバタバタで行けないかなーって思っていたのですが、3日前に予約をして行って参りました。


今回は私も運転に挑戦!ということで、まずは東京まで一人で向かいまいた。
出かける直前、ものすごい雷雨があったのでちょっと落ち着いてからGo!
一度高速を降りて彼との待ち合わせ場所へ。

すでに疲れてしまったので、もう運転交代・・。

関越で群馬方面に向かいました。


まずはお昼ご飯。
前橋の
かつ久 無庵 へ。
「現地のものを食べたい」というのは彼と私の共通の考えなのですが、群馬ってこれといって思い浮かばず。
食いしん坊の彼が上州豚、うまいとんかつ、と検索して探してくれていました。

まずはお店の概観、素朴で素敵な感じです。

「かつ屋さん」には見えません。

入り口も重厚な扉が。

開け方が分からずオロオロしていたら、自動で空きました(;´▽`A``

お店の中もモダンな感じで、大きな通りにあるのですがお店の庭が手入れされており、それを眺める感じで、いい雰囲気でした。


さて、肝心の食事。
ものすごい量です。そして、うまーい!!!

手前が特上ヒレかつ定食、向こう側が特上ロースかつ定食。
かつ、というよりステーキのようです。
もちろん、衣もサクサクでおいしいのですが、肉そのものがおいしい。

なんなんでしょう、コレ~(≧▽≦)
私はロースかつを2切れ、ヒレかつを1切れで満腹。
残りは彼のおなかの中へ・・・。大丈夫~!?
アップにすると分厚さが分かりますよね。


その後、下道を通って、今晩の宿泊地の四万温泉へ向かいます。
初めは私が運転にチャレンジしましたが、途中で交代。

だって初めての道、緊張で超疲れるんですもの~。


2時間弱で山間に入りました。

途中「甌穴(おうけつ)」という四万川の大きな穴郡を見に行きました。
県の天然記念物にも指定されているそうで。
「川底の石が流されずに同じ場所で揺れ動き、その摩擦でくり抜かれた穴」とのこと。

約130mの間に大小8つあるそうです。
不思議な感じ~。
川の水もとてもキレイなのですが、この甌穴に溜まっている水も澄んでいてキレイです。
ここの雰囲気もよかったです。
雨上がりでしっとりとした木々と暗い影とがが神秘的でした。


その後、宿泊するお宿、四万たむら へ。


自然の中、玄関は茅葺屋根の建物にありました。
(宿泊棟は違いますが。)
ここでビックリしたのは、フロントは別にあるのですが、チェックイン手続きは畳の部屋で。
なんとこの部屋、天保5年に建造された間らしいです。
これはチェックアウト後にそのお部屋の前で撮ったお写真。

ここには、いくつかの棟がありますが、
「水涌館」に泊まりました。
お部屋からの景色もバッチリ。とらさんも眺めています。

このお宿は全部で8箇所のお風呂があるのですが、全て源泉かけ流し100%です。

というより、お泊りの場合は、私たち源泉かけ流しの宿が必須条件なのですー。
施設の整ったきれいなホテルもいいですが、せっかく泊まりなのに循環で塩素の臭いがプンプンではがっかりなので。


ただ、入ったのは次の4つです。
1泊だけじゃ入りきれない!


◆大浴場 甍の湯
メインの大浴場です。ここだけシャワーや洗い場がありますが、なんとシャワーのお湯まで源泉・・。
温度調節が大変でした。
熱めのお湯と温めの浴槽、全部で3つありました。
周りの方々は「熱いー」と言っていましたがそんなでもなく、ちょうどいい感じです。
お湯は「食塩泉」ということで、私にはとても柔らかく優しい感じがしました。


◆露天風呂 森のこだま
四万川の滝を眺める半露天風呂です。

旅館のパンフレットや雑誌にも、よく出ているお風呂です。
川のせせらぎはもちろん、

森林浴も楽しめるという素晴らしさっ(*^ー^)ノ
ちょうど食事の直前だったので、人は少なく、最後は私一人貸切状態!!
もちろん、ブログ魂でこっそりカメラ持参(見つかったら怒られるー)。
誰もいなかったので、パチリと。

実際は、写真よりもずーっと滝がきれいに大きく見えますよ。

お湯は大浴場と同じ、柔らかい感じも心地よく、ずーっとこの景色を見ながらボーっとしていました。

浴槽も含めた全体はこんな感じ。


夕食前に彼は4つとも入るという大技を成し遂げましたが、私はストマのケアなどがあったので上の2つだけ。
で、夕食後に次の2つのお風呂に入りました。


◆檜風呂 御夢想の湯
小屋の中にバーンと檜の四角いお風呂があるだけ。
これがまたいい!

写真がなくて残念。。

ぜひぜひ旅館のHP見てみてください。
余計なものはなにもない、檜の香りと優しいお湯。
さて、出ようと一度出て「やっぱりあとちょっと」を3回ぐらいやってしまった。
瞑想でもしちゃうような感じです。
(お風呂の名前の由来は、夢枕に現れた童子が温泉を授けた、ということなので瞑想とは関係ありませんが。)


◆庭園露天風呂 甌穴
昼に見に行った「甌穴」をモチーフにした露天風呂のようなのですが、夜に行ったら真っ暗で何も見えなかった。
でも、入らないわけにはいかない!
曇っていたけど、天気が良かったら星がキレイなんだろうなぁ。
ここで、あまりにも真っ暗だし人は気さくなおばちゃん一人だったので、

思い切って「ウサギさんタオル」脱帽!!!
うふふ。
ここも洗い場はなかったのですが、温泉をバチャバチャ頭にかけてしまいましたわー。


夕食です。
普通の和食懐石です。お味はなかなか。
変り種はこちら。

「入母屋づくし」というもの。


かわいい茅葺屋根などをモチーフとした6つの陶器+お皿に煮物や漬物などが盛られていました。
これは、「武田信玄の時代にこの宿の初代館主が、城主たちと別れの杯を酌み交わしたときの7つの酒の肴」が由来らしい。
一つ一つがお上品でおいしかったです。

それと、個人的にはこれがおいしかった。
吹寄大根の煮物。

見た目的にもキレイですね。


そして、先に書いたように、二度目のお風呂に入り、ご就寝~。


翌日は朝食後に「森のこだま」だけ入りました。
清々しくて気持ちも洗われるようでした。


そして遅めのチェックアウトの後、ラウンジでコーヒーを飲んで宿を後にしました。
この時点で、ちょっと小雨が。
とらさんも宿全体を眺めています。


温泉なので、浴衣に着替えてみました。

おばかですよ、ホントわたしたち。


四万たむらさん、総合的に素晴らしいお宿でしたよ。

超・オススメです。

そのときは、ぜひ「水涌館」「木涌館」がいいと思います。


四万温泉、さようなら~。
時間があって天気がよければ、温泉街とか森も探索したかったな。


(つづく。)