講演なんて聞きに行くの初めての経験

地域の防災訓練から関連して

防災ネットwebで

防災情報を3つの市/町を選ばなくてはならなくて選んだのが

【尼崎市】【伊丹市】【猪名川町】


防災に関する情報だけではなく

それぞれの地域のイベントなどもお知らせとして入ってくる。


その催しで得たのが今回の

猪名川町での「猪名川の豊かな自然と昆虫たち」という講演


幼い頃から好きで親しんできた昆虫の話をその道のスペシャリストから聞けるのもあって、初ながら昨日、土曜日

嫁さんと一緒にツーリングがてらバイクで向かいました🙂


開催場所の猪名川中央公民館までの

所要時間は40分、北へ北へと真っ直ぐ北上するシンプルなルート。


大きな丘陵地なのか急斜面のアップダウンを繰り返す猪名川町までの道

ダックスはクラッチ操作は無いけど、坂道発進等、結構な緊張感を持って走っていたようです🏍🏍

まだ修行の身なのでシンプルルートだろうが街中だろうが全ての道が学びであるみたいです😌


バイクの写真を撮り忘れましたが、無事に猪名川中央公民館の駐輪場に到着。


これは中央公民館 正面玄関

軽い冬装備すら過剰だった昨日土曜日はとても暖かく、講演開始は14時からなので昼の一番暖かい時間帯だったのもあり、到着したら防寒着を脱いで時間まで公民館そばの野外のベンチで待ちました。

事前に調べていた通り、静かで長閑な所に公民館はあります🙂

敷地も広く、展望台、ピクニック広場なる公園が広がります。


家族連れで来ている子供たちの笑い声が遠くで聞こえ、嫁さんは穏やかな気候、風のない暖かな状況に「天国みたいやな〜」と言っておりました。


またボトルにコーヒーとルイボスティーを用意してたので、それらを飲み開演時間までゆっくり待ちます☕☕

ヒメコバチかな?コバチがボトルに飛来してました暖かかったからね〜

公民館の案内にも貼り出してました🙂
視聴覚室にて行われるようで、視聴覚室なんて小学生以来ちゃうやろか…
時間も迫るので公民館2階に上がります。

1階は図書館になっています。
中央公民館 借り画像

視聴覚室のこんな感じで聴いてました
中央公民館 借り画像

関西には大阪に箕面公園昆虫館

あの例の箕面の滝の道沿いにあります



近畿圏では最古の昆虫館とのこと



兵庫に伊丹市昆虫館
家からめっちゃ近いとこにあります
昆陽池公園内にあって

てくてく歩いて向います
小さい時によく行きました🙂

とにかく企画展がオモロイ



そして奈良には橿原市昆虫館があります

正月早々行くという




今回の講師 元伊丹市昆虫館の奥山さんによれば、ここ近畿圏には3つも昆虫館があり、とても恵まれているとのこと。
また昆虫館間の交流も良く
程よく離れているためお客の取り合いもなく良好である。との話ww

そうなんだ…と思いましたね😌

自分としては近畿2府4県あるので
滋賀や和歌山、鳥取や岡山、三重、名古屋などの市町村それぞれに昆虫館なんてのも有れば良いのにな…と思っていましたけど…

滋賀大津とか琵琶湖やそこへ注ぐ支流なんかの水生昆虫とか琵琶湖の南や北での分布の違いとか種類とか面白そうに思うんだけどなぁ…

先生からの質問でその箕面、伊丹、橿原とそれぞれ行ったことある方!と挙手を求めてましたが、うちの家族はその3か所とも行きましたので手をあげました。

また講義の中にあった大センチコガネの話になった時に、「このコガネムシ等の糞虫が好きな方は、奈良公園に行ってみて下さい、
私財を投げ売って作った小さな私設の糞虫の昆虫館があるので行ってみて下さいと勧められました🙂
 

星4.6です✨相当良い場所に思われます。脱サラしてまで作った私設昆虫館🪲
絶対行くーーーー!!

これは三重の赤目四十八滝に行った時に見かけたセンチコガネです
他にも青や赤、エメラルド色など、色や形が様々な糞虫を見ることが出来ます!との話です。

講演での順がバラバラですか
断片的に思い出しながら備忘録的に書いてます😌スイマセン
先生の自己PR(あとで書いてます)をいつまでするんだろうか?いつ昆虫の話になるのだろうかと思ってたら流れるようにス〜っと昆虫の話題に…
【ヒメハルゼミ】という少数のセミを最初に取り上げていました。

聞いたことも見たことも無いセミです

先生が伊丹市昆虫館から借りてきた標本を会場で見せてくれました。

この標本の左端
小さいセミがヒメハルゼミというセミです。
従来のセミと比べるととても小さいです

鳴き声はこんなです
会場で先生が再生していた動画より
 


 常緑樹の原始林のようなところにしかいないため山奥かと思いきや、生息域は、なんと寺社(お寺や神社)などの古くからある木にいるといいます。

もちろん、どこの寺社にもいるわけではなく、御神体として、ある条件をそなえた山が、そのお寺や神社の後ろにある。
という寺社に生息していることを、突き止めたという人の論文を抜粋したプリントです。
そのバックに御神体の山を抱えた寺社やヒルハルゼミの生息していた場所をしめしたのが下の地図で、小さい点々が発見場所です。
これは講師の奥山さんも凄い事をされていると絶賛するピンポイントで居場所を示した分布図だという。

セミというと1.2週間しか生きれない儚い生き物というイメージですが、これが最近になって覆る研究結果が出たとかで、土から這い出てセミの成虫となって1ヶ月近く生きることが分かったそうです。
その研究をしたのはナント中学生。
セミに分かるように記しを付けて離した結果、自然界では平均ですが1ヶ月近く生きるという研究結果となったようです。

あ、ちなみに…
この方が今回の講師
奥山 清市さんです
少しミスターbooのマイケル ホイに似ています

あ、挿し画を間違えました

こんなに老けてはないけど、ワタシ的にはどこか ミスターbooです。

通る声をもっており滑舌もよく
柔らかい喋り方。
出身は山形県の田舎の方だと言い
学生の頃は学校まで往復3時間を要したそんな場所に住んでいましたと最初の自己PRで説明。

北海道の大学で昆虫について学ぶようになり就労活動の際、仲の良かった吹奏楽部の友達が選手権で大阪に出向いた時の感想、大阪ってどんなとこ?と聞いたら「豚まんが美味しかった」という感想で時の奥山さんも「そうか、大阪は豚まんが美味いのか…」という印象が残ったという。
それから程なく、その関西の方から
伊丹市昆虫館の職員募集の話を聞きつけ、豚まん食べてみたいなぁ〜という動機づけをし面接へ向う。書類審査、面接を経て、無事に豚まんを食べ、大学の寮のある北海道へ帰り着いたその日、阪神淡路大震災が起こり、伊丹も活断層の上に位置する阪急伊丹駅など壊滅的な被害が出てしまったにも関わらず。伊丹市昆虫館から連絡があり、ひとまず合格だけど、採用出来るかは、この状態で分からない…というどうなるんだろう?というおかしな手応えになってしまったという。

その後、晴れて伊丹市昆虫館に就職となる。
「いよいよ大阪で働くのか〜、と調べたら伊丹は大阪ではなく兵庫だと気づくんですよね〜大阪空港とか伊丹空港とか呼ばれてたら他県のモンは分からんですよね〜」と。

会場には奥様もアシスタントとして来られていて「娘2人が今は高校2年生と中学1年生、昔は小さなアシスタントとして、こうした講演会とかお手伝いしてくれてたんですけどね〜」とちょっと懐かしむような淋しいような感じでした。

こう事細かに話されていたので面白くなくは無いけど、いつ昆虫の話になるんやろか〜って少し心配でした。

生、奥山さんの声

講演会終了後「伊丹市昆虫館から持ってきた標本、ガラスケースを開けますので(ええのか?)撮りたい方は撮影してくださ〜い♪」 その写真がコレ


「あと私、奥山が飼育しているオオクワガタも撮影や手にとって感触を確かめてみて下さい」とのことで前の席に移動しました。 

ホンマは嫁さんも前に行きたかったと、後日談。
お〜久しぶり〜

「持ってきたオオクワガタは大人しくて良いのですが、ヒラタクワガタ、アレはダメです!とても凶暴なので触らない方がいいです」 という突き放したアドバイス。
また、「おとなしいオオクワガタですがアゴが巨大で力も強いですから挟まれると痛いし、なかなか離してくれません。
また大顎の下に返りのようなのが付いていてそれが食い込んで痛いんですよ、私も昔、1時間近く挟まれたまま離してくれなくて、穴が開くんじゃないかと思うほど痛い思いをしました」と
確かに実物見ると、とても力強そうで、これに挟まれたら痛そうに思いました。

少し鼻にかかった時に外人チックな声を持つ奥山さん、今は伊丹市ミュージアムの館長をされているそうなので、お会い出来れば昆虫の質問など待ってます!とのこと。
気さくな方ですが
話だしたら止まらない系かと
思われますw

また伊丹市昆虫館から標本やら何やら貸してもらった見返りにパンフレットや配布物をたくさん頂いたのでそれを配れ!というお達しと今、昆虫館では「モズのはやにえ リターンズ」という企画展をしているので宣伝してこい!という交換条件が出されたみたいですw

リターンズと銘打つ通り 前回も好評だったのか言わば第二弾!!ってとこです。

はやにえって?
モズの習性です
はやにえリターンズのチラシから
説明を抜粋すれば

木の枝にバッタやトカゲ が刺さっている! 偶然? イタズラ?それは「モズ のはやにえ」です。時に は魚や小鳥が刺さってい ることも!?

どうしてモズは、はやにえを作るのでしょう? 何故、すぐに食べずに 置いておくのでしょう? エサの少ない冬場の保存食とするため、獲 物を尖った枝に刺して固定して食べるため、縄張りを示すため、狩りを楽しんでいるだけ? などなど 様々な説が考えられてきました。 2019 年その謎を解き明かす大発見がありました。はやにえはモズのオスがメスを獲得するために歌う歌声 の質を高める栄養食だったのです。

ほほー

モズは漢字で百舌鳥
百の舌を持つ鳥と書きます
その名の通り美声で歌真似がとても上手いそうでオスはモテるそうです。

聞き取りやすく分かりやすかった
モズのような奥山さん
では動画からお声を聴いてもらいましょう。昆虫好きの方はそのまま耳を傾けてください。
 


ちなみにモズのはやにえリターンズは来年1月29日まで開催しています。

私はまだ はやにえ見たことない
武庫川河川敷でも川っぺりなんかで見れますよ〜とのこと


ハトが傍らでツッコミます

美作で私見ました。生家と

お母さん仰る通り

歌が上手いだけで惚れたらアカン

なんか君フォルムが
チョコボールの鳥みたいよw