まあ凄い一日になっちゃった
こんなにアクシデントが
一日で起こるなんて!
初めての出来事
林道ツーリング自体は
面白かったし良かったし楽しかった。

まぁ水捌けの悪い林道でマシンは泥々ライダー側はブーツ等びしょ濡れ
オフロードを走るオフロードバイクという汚れようはGW期間だから全く問題無し!帰って洗車、メンテナンスにかける時間はたくさん取れるからね✨
朝イチ
ウォーミングアップを兼ねて入った獣道は丸太2連チャンのとこからスタート
獣道だから道も細く荒れている
それを2本繋げて鳥居の林道へ
まぁ相変わらず気の抜けない鳥居の林道、昔は初心者も走れたけど
今は初心者は難しいかもね…

朝食をコンビニで調達すべく寄ると
連れのRX125のエンジンガード(スキッドプレート)がバカッ!と割れていた。

エンジン下部を守るプロテクターです


走るのに支障はないし外れそうにないのでそのままで次なる林道へ

あらまぁ…と思えたそのアクシデントは序章に過ぎなかったのである…

4本目の林道も走り終え
朝食をその林道の行き止まりで食べる

そしてメインのウジウジ峠の北側エントリーの枝道で事件は起こる

動力を伝達するチェーンが外れたのである。乗り手の私も異常にすぐ気づき、すぐにクラッチレバーを引き ドライブスプロケットをフリーにしました。

今まで動画などで険しい林道を走るライダーで「チェーンが外れた〜!」言うてキャッキャしてるのを見ては

適正にチェーンの張りを合わせとらんな〜とか思っていたが外れた
私のRX125はチェーンの張りは適正だ

しかし外れたのである

ナント!木の枝がリアスプロケットとチェーンスライダーの僅かな隙間に入り込み、チェーンスライダー内部へ折れ曲がって入ってガッチリと詰まってしまい、行き場を失ったチェーンは外れる他なく外れたのである。

チェーンスライダーとはリアスプロケットに向かってチェーンを適正に保ち真っ直ぐスムーズに噛み合うように取り付けられた言わばガイドなのである
それがステーごと曲がったのでチェーンスライダーを分解、挟まった木の残骸を取り除き、ステーの曲がりを直す。
スライダー付ける、また曲がりを直す、着けるを繰り返し、連れのRX125で適正を見ながら装着、事なきを得た。

チェーンの油で汚れた手は
林道水溜りの泥水で洗い
乾いた土や砂で油分を吸い取らせて
林道を横切る川の水で洗う

チェーントラブルも無くなり
ウジウジ峠の本線の林道の頂上まで上ってお開きにしようかと本線
その頂上へ向かう。

相変わらず良い眺め
近場にある景色とは思えない
朝食の残りと飲み物を飲み休憩
気持ちがいい天候も最高だ
あとは平和に林道を下り
帰ってゆっくり洗車だ。

ややハイスピードで頂上へ駆け上がったのを反省しつつ、下りも気をつけてゆったり下ろか…と帰路につくべく林道を下る。

私はあまりシフト(ギア)を変えません
この下りも3速ホールド
エンジンブレーキもちょうどいい
あとはフロントとリアのブレーキで微調整、ラインは左右のレーンチェンジをしながら荒れた所や草、枝の張り出しているところを避けながら走ります。

ふと首元で何かバタつくから手を当てると、なんとヘルメットのアゴ紐をしていなかった。

こりゃアスファルトに出る前にちゃんと締めなきゃと下りに下ってきた林道エリアの平地で、後ろの連れに止まりますの合図。

3速なので 2速、ニュートラルとシフトチェンジしようとするとスカを食らう。
アレ?!下を見ると

そうなんです…
シフトペダルが無くなっているのです。
???

?!

!!!!

エライコッチャ〜!!
ひとまず連れが再び林道を返し探しに行きました。

頂上から下まではそれなりの距離があります。
私もひとまずブライヤーで2速にして探すのに加わるかとプライヤーで試みるもアカンっぽい、湾曲してないから噛まないのである。だからバイスプライヤーでのシフトペダルの代用も私のバイクでは実際は有効では無いことに気づく

連れのペダルを借りてシフトダウンをするべく待つことに…いや待つ間も歩いて林道の脇を見て歩く

そうこうしてると上からセローが下りて来て私の所で止まり 一言
「シフトペダルでしょ?」

は、はい!!

「今、見ながら下ってきたけど難しいね〜分からなかったわ」

そうでしたか〜ありがとうございます!

「走行中の落下やと地面に落下の仕方で跳ねたりするからね〜」

と仰りまして
もう、どうぞ行ってください!私が悪いのでどうぞどうぞ!

「お役に立てなくてゴメンね」

いえいえありがとうございました
お気をつけて!

サッと手をあげて走っていきました

ありがたい。

連れが戻ってきたのでシフトペダルを借りて2速へダウンしひとまず頂上へ
連れは反対側の草むらを見ることに

登り斜面
2速も低くキープだと失速するから
ある程度の回転数を維持しつつ走らねばならない、人の駆け足、ランニング程度のペースなので登り斜面でシフトペダル探しをする目視は難しいので頂上からの下りでじっくり探そうと、ひとまず頂上に到着。下るべくターン
エンジンを切りニュートラルには入れれないのでクラッチレバーを引き、グリップに引っ付け首に巻いていたバンダナでクラッチを切った状態を保持
ダートながら緩斜面なので
押して下る事に。
そんなに労力なくバイクも重力にそって転がり動いてくれる。

林道右端から左端まで
押し歩きでじっくり見て探す
時間は昼を過ぎた2時

なかなか難しいそう…
何時になるやろ…
夕方までに見つかるかな…
見つからない可能性も考える
2速ホールドか3速で帰るか…
山はまだしも信号の多い街中はちょっと苦しいやろな…と思いつつ

同じ頃連れも思っていたらしく
同じくシフトをホールドして
ゆっくり帰宅か私のバイクを安全なとこに移し、2人乗りで一旦家に帰って
軽トラで取りに戻るか…などなど

なおも探す 歩いて

そしたら枝道から2ストロークのけたたましい全開音が聞える
斜面を駆け上がって来ている
そして私達のいる本線に入り
私の先の方で誰かを待っている
再び枝道から次は4ストロークの高めのエンジン音
あ、2台で走ってんのか…等と思いつつ

シフトペダルを探すべく
止まっている2台の横に差し掛かる前に話かけてきた

「どうしたんですか?何かをお探しで?」

シフトペダルw!!シフトペダルが落ちて無くなったんですよ

「エエッ!!それは大変ですね
帰られへんやん」

そうなんですよ、だからじっくり探してるんです。あ、どうぞどうぞ下ってください」

というも

「いやいや、探しますわ無いと大変ですし、ちょっと見ながらくだります」

スイマセン…

と2人はゆっくり下っていった。

それから5分後 ホーンの音と高い2ストのエンジン音、そして下った先から両腕で丸、ありましたよのポーズ

近づいてきて
「ありましたありました!もうひとりが見つけたんでもうあがってきます」

ホンマですか!ありがとうございます!

という訳でその初代CRM250、外装CRF?CRE風の方とWR125に乗る方に助けられた。

連れも合流し本当に安堵して
感謝をのべる

シフトペダルを取り付けながら
談笑

私の尼崎ナンバーにWRの人が反応
聞けばCRMの方は猪名川町から、もう一人のWRの人は夙川、西宮の方で、芦屋に住む連れも含めると兵庫県の近隣の寄り集まりになっていた。
WRの方は125に乗っているのもあって
RX125に興味津々な感じ
なんでもヨーロッパヤマハのWR125なんだとか…

CRMの方も兄貴か親のように
インシュロックで落ちないように
括ってくださったりと


しかしながら無事に私のRX125の
シフトペダルは見つかった
戻ってきたのである


構造上は落ちるはずも無いシフトペダル
それがいかようにして落ちたかは謎であるけど14000km林道ツーリングによりラフなシフト操作をオフロードブーツで行ってきたのもありガタはそれなりにある、でもコレはオフロードバイクの宿命であり、メーカーもそれは折り込み済みであるため、多少ガタついても取れない外れないようにはなっている。

しかしそれは国産のホンダ、ヤマハ、カワサキ、スズキであれば…  の話
そこはアプリリアのRX125
中国で製造されたイタリアメーカー監修のバイクである。
構造上は同じだが、念には念をの、念の入れようが違うようにも思う。
原因はそれしかない

返す返すお礼を言い
その恩人お二方と別れ帰路に無事つくことが出来ました。

帰り道の道中
笑いながらもホンマに良かったと
繰り返しながら帰りました。

ライダーってありがたいね

セローの人、ハイエースに乗った家族の方たち、CRMとWRの方、そして2往復してくれた連れにも感謝感謝である

また良い?!GWの想い出が出来たわ

バイク乗りの方は日々のメンテナンス
ボルトなど思わぬ場所、か所の緩みがないかお気をつけを

いや〜バイクって
本当にいいもんですね〜