<2017.9.15>

 

昨夜泊まった長万部公園キャンプ場はよく整備された美しいキャンプ場でした。

 

テントを張っていたのは広いキャンプ場の中にポツンポツンとわずかに4つだけ。

もうシーズンは終わりなんですね。

あの夏の北海道各地の賑わいがウソのようです。

 

その4つのテントのうちの一つが

・・・

あまりにトイレに異常接近してます。

このままイモ虫みたくモゾモゾ動いてトイレの中に入っていきそうな感じです。

何故こんな近くに陣取っているのでしょうか。

 

何気にジロジロと観察しながらトイレに入ろうとすると、テントの持ち主らしき若者が

・・・

す、すいません!

といきなり謝ってきました。

何故謝る、若者よ。

そして、謝ったかと思えば、急に

・・・

踊り出したのです。

何故踊る!若者よ。

さらに踊り続けます。

大丈夫か!若者よ。

うーむ

・・・

へたに関わらない方がいいのかもしれません。

 

トイレ異常接近の理由を聞いてみると

・・・

管理棟でどこにテントを張ればいいかを聞いたところ、

あまり奥だと熊が出るので止めた方がいいよ

と言われ、熊対策でトイレの近くに張ったとのことです。

えーい、この臆病者めが!

そんなことでこれからの日本を守っていくことなんかできんぞ若者よ。

ミサイルなんかも飛んできてるのに。

 

大学4年生だそうです。

来春の就職が決まったので記念に相模原から北海道にバイクツーリングに来たそうです。

で、どこに就職が決まったか聞いてみると、

世の中を戦車とか戦艦とか飛行機で守る国家公務員

だそうです

・・・

大丈夫か、ニッポン。

でも、とっても感じのいい青年でした。

岐阜の高校でサッカーやってたそうです。

サイドバックでベスト4まで行ったらしいのですが

・・・

頼むぜサッカー青年よ。

いいニッポンにしてくれ。

 

 

長万部を後にし、国道5号線をひたすら南下しながら水も補給し、

↑5号線沿いにある百万庭園のミネラルウォーター(ヤクモ飲料提供)

森町の手前を右折し、走ることおよそ10分。

濁川温泉新栄館です。


この温泉の歴史は古く、なんと1807年

・・・

えーと、210年前です

・・・

に開設されたそうです。

 

見てください、この風呂場を。

明治時代に作られたそうです。

天井もほら。

歴史を感じます。

シャワーなんて超近代的なものなんぞありません。

洗い場はこうなってます。

時代劇に出てきそうでしょ。

 

お湯は結構熱いのですが

・・・

いい湯です。

百年も前からこうやっていろいろな人が入ったんでしょう。

 

湯気で気が付きませんでしたが、

札幌の北区からきたという人妻も入ってました。

 

ところで、露天が見当たりません。

どこなんでしょうか。

人妻に聞きに行ってもらったところ、

宿の主人曰く、

窓を開ければ露天だべやー、わっははは

・・・

窓ビューです。

 

 

そして、こんな感じの狭い道を走り、

今日の宿泊地・東大沼キャンプ場に到着です。

 

今までその姿を隠していた駒ケ岳がそうやくその威容を現しました。

 

<追記>

朝7時前にサッカー青年は積丹方面に爽やかに去っていったのですが

・・・

7時過ぎにまた戻ってきました。

走り出したらすぐにミサイルのJアラートが鳴ったんで怖くなってトイレに避難しようと思いまして

・・・

大丈夫か、自衛隊。

大丈夫か、ニッポン。

 

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