カリフォルニア州は
１９９６年に電力の自由化を決定した。
大手２社による凍結価格を自由化させ、
値下げを目論んだ。
９８年には発電と送電を分離したが、
発電会社から送電会社（電力会社）への
「卸売価格」を自由化する一方、
電力会社から一般家庭などへの
「小売価格」には、上限を設けた。
すると、
空前の好景気を背景にした
電力需要の拡大で
卸売価格が上がっても、
電力会社は小売価格の値上げができず、
逆ざやに陥って経営が悪化した。
猛暑・寒波、人口増加が拍車をかける。
電力不足の対応として、
「ローリング・ブラックアウト」
（ロックバンドの名前みたいだ）が
実施されることとなった。
筆者もとうとう
ローリングブラックアウトに
職場で巻き込まれることになった。
犯罪発生防止のために
予告なしに訪れる停電だが、
さすがに学校には予告があり、
２時間目の授業途中に
予定より早く停電。
窓のない教室なので
授業は中止、
懐中電灯で生徒を誘導、
向かうはガラス張りだが、
体育館なみに広いので薄暗い食堂。
学校側の指示は一時間待機。
記念に写真を撮ろうと思ったが
フラッシュたいたって意味がない。
・・・２へ続く
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