私の勤務していた、ケリー中学校
その中にある、友人学園中等部での
お話を続けますね
日本語を学ぶ外国人が
結構苦労するのが、
「助数詞」ではないかと思います
ものを数えるときに、
ものによって専用の数え方がある・・・・
日本語の大きな特徴ですよね。
とっても美しく、豊かな言語だと思います
が、これが、学習者にとっては
とっても厄介です
英語では、１か、２以上か、にはこだわりますが、
数える対象によっては区別されませんよね。
人でも車でも花でも紙でも、
３つあれば three です
でも、日本語では、３つあるものが
いったい何なのか、
それが大事なわけです
人間なら３人、鉛筆なら３本、
紙なら３枚、家なら３軒、
大きい動物なら３頭、小さかったら３匹・・・・
このシステム自体に意味を見出せない
という外国人もきっと多いでしょうね
私の生徒たち、すなわち
イマージョン育ちの子どもたちは、
数えるときには、何かしら後ろにつける、
ということを体験的に知っていました
が、何に何をつければいいか、までは
身につけられなかったみたいです
「せんせい、わたしは
しつもんが、２まい あります。」 
「こうえんに こどもが ３まい います。」 
とか言うんですよね・・・・
とにかく、なんでもかんでも
「まい」をつけるので
びっくり、というか、笑えるというか・・・
イマージョンとはいっても、
所詮、限られた教室内だけの環境です。
授業の中では、
プリントを使ったり、折り紙を折ったり、
どうしても紙を扱うことが多いですので、
「まい」を耳にすることが、
圧倒的に多かったんでしょうね
事前研修中に紹介してもらった
助数詞学習のためのカードゲーム
自分でいろいろ工夫して作成し、
基本的な助数詞を勉強してもらいました。
いろいろな種類のものが、
いろいろな数、描かれているカードを
机の上にばらまきます。
テレビが１台、車が２台、傘が３本、
教科書が４冊・・・というふうに、種類もいろいろで、
たとえば、「５」だけでも、
ボールが５こ 鉛筆５本 家が５軒
犬が５匹 子どもが５人 ノートが５冊・・・と
何枚もの「５」のカードがあるわけです。
で、先生が「５ひき」と言ったら、
犬が５匹のカードをとる、というゲームです
このゲーム、事前研修からも、
研修生に好評でしたが、
現地でも大好評でしたよ～
東京外国語大学
留学生日本語教育センターの先生方が
考案された一押しゲームです
日本語を教えていらっしゃる方、
是非、試してみてくださいね
日本の小さい子どもと遊ぶのにも
いいかもしれませんねっ
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