インドネシア語の先生ドムの家。息子さんの
お嫁さんが来るということでパーティー。
庭に案内されたらお嫁さんの家族が勢ぞろい。
お母さんの名前はべス。陽気なアボリジニ。
肝っ玉母さん(知らないでしょうね)の
オーストラリアバージョン。よく笑い、よく食べて、
よく話す。
日本のことや、日本にアリスの子を連れて行った話で
大盛り上がり。オーストラリアと日本の架け橋という
話もしてベスはなぜだかとても私のことを気に入って
くれた。笑わせてくれたお礼に、翌日アボリジニに
しか入れない特別居住区に連れて行ってくれるという。
2時間くらい車を走らせて到着した広い場所でベスは
スコップを渡して「さあ、ここを掘って」と言う。
もう少し左、手前などと細かい指示を受けながら
かなり掘った。こんな広いところで、何の目印も
ないのに掘り続けることにちょっと疲れたころ、ベスは
突然、「ここからは手で掘って」という指示。
最後はベス自ら指で掘りながら、「さあ、ご対面よ」と
言って、出てきたのが大量のあり。日本のありの
数倍大きくおしりが少し膨らんでいる。
ハニーアントというあり。おしりのところに蜜があって
アボリジニの貴重なデザートだったらしい。「さあ、どうぞ」
というベスに促されて、甘さを堪能した。たくさんは
味わえるものではなかったけど確かに甘かった。ベスが
どうやってその正確な場所がわかったのか未だに謎だが、
そのとき鳥の飛び方を見て、明日は雨が降るわと言った、
その予言が次の日、アリスに2ヶ月ぶりの雨をもたらした。
自然とともに生きたアボリジニにだけ備わった能力。
それが謎を解くひとつの鍵なのかもしれない
その二日後、世界の人権会議に出席するためにベスは
パリへ飛んだ。
☆:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:..。 o○☆゜・:,。*:..。o○☆
このブログは
「国際教育活動ネットワーク REX-NET」
によって運営されています。
国際交流、外国語教育、日本語教育に
ご興味、ご関心のある方は、
是非、公式HPをご訪問くださいね!
☆*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:..。 o○☆゜・:,。*:..。o○☆
