あけましておめでとうございます。
赴任して2ヶ月10月の半ばごろにセンター長の
キャスから、北陸地方に研修で行った話を聞いた。
日本の良さを矢継ぎ早に告げてくれる彼女に、
日本とオーストラリアの架け橋になりたいと
思っていた私は、さりげなくでもはっきりと
問いかけた。「日本へのツアーは企画できませんか」
彼女は少し微笑んで答えてくれた。「それは良いわね」
自分の英語の理解力と文化的な違いを考えると
そう簡単に事は進むはずはない深刻に考えるなと
言い聞かせ、エミリーギャップに足を運びながら
日々を過ごした。
ラングェージーセンターでは金曜日の午後は
会議の時間が組み込まれており、一週間のことを
話し合う。でも実態はお茶を飲んで楽しく話をし、
翌日のローンセールのことなどを楽しく話す時間だ。
外からの電話は取らない。かかってきた瞬間に
“Friday Afternoon”と叫ぶ。3時30分を過ぎると
清掃の人が来て「こんな遅くまで仕事していちゃだめ」
と言われ部屋を追い出されてしまう。 ![]()
そんな状態だったので、日本への旅行もきっとうまく
行かないだろうと半ばあきらめ、
半ばほっとしたような複雑な気分でいた。
インドネシア語の先生であり、モーリシャス出身の
フランス語ネイティブのドムは「日本への旅行は、
日本円20万円、ここに住んでいる人の月収と同じ。
費用面だけ考えてもちょっと難しいわね。」と言った。
いつも私の落ち込んだ様子をいち早く悟り、
声をかけてくれるドムの言葉は深く、重いものだった。
それでもアリスの温かく、乾いた季節は
私に深刻さはもたらさなかった。
続く
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