失敗の連続で授業に疲れて(「座ってください」を

英語で言うときにsheの発音で言った結果、

downしてはならないものを、downする

ことになって教室が大爆笑になったことや

「服屋」という言葉を黒板に書いたら最初の

2文字 [アルファベット] で大騒ぎになり、

収拾がつかなくなったり、

大柄なYear8の腕白坊主を注意し、

「今回は大目に見てやる」を英語で

This time I can overtake you .などなどの

数々の失敗)、                叫び


急な事情で一人でやる授業に

限界を感じていたころ、同僚の日本語の先生から

教えてもらったお気に入りの場所が私を

救ってくれた。


エミリーギャップ。家から20Kmぐらいの距離。

45分もあれば頂上まで登れるギャップ。

リュックサックにケーナ(南米の縦笛)

「なし」(20世紀)を入れてひたすら登る。   あせる


頂上まで登ったところでケーナを出して、

「タイタニックの挿入曲」や「コンドルが飛んでいく」

を吹く。

360度地平線に囲まれながら、曲が響き渡る。

時折聞こえる鳥のさえずりに耳を傾けながら

なしを食べる。

後は、夕陽が沈む瞬間を待つだけ。      


沈む前のわずか5分、たった5分の絶景が心を癒す。


夕陽が沈む西側はオレンジ色に染まる。    晴れ

赤いマクドネル山脈が更に赤く輝く。


反対側の東側はピンク色を更に薄くしたような

なんともいえない淡い色に包まれる。     ラブラブ


地球の自転速度に合わせてゆっくりと太陽が沈む。

その沈むまでのほんの数分間地球が見せてくれる

大パノラマ。こんなに地球は大きく、

太陽は毎日力を与えるために輝いている。

それだけで自分の悩みはほんの小さなものに思えた。


でもこれは月が出ているときだけの限定ツアー。

夕陽が沈んだ後、真っ暗な中でほぼ垂直な斜面を

降りてくることは不可能。

日没の時間や満月の夜を意識して、自然に感謝の念を

感じられたからこそ本当に癒され、生かされた

日々でした。                   ニコニコ



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