みなさん今日は10期オーストラリア・
ノーザンテリトリー・アリススプリングスに派遣された
高江洲です。
過去のみなさんのように“interesting”な
話題が提供できるかわかりませんが
「ああ、やってもうた~」的な話題をこのシリーズで
提供出来たらよいなと思っています。
しばらくの間お付き合いください。
1999年8月末、大阪を夜出発した飛行機は
ブリスベンを経由して朝早くにシドニーに到着。
これから約一年半、アリススプリングスで住む
私、妻、娘(当時2歳)の3人は都会の空気を
しっかり味わっておこうと気合十分でした。
(娘は当然そんなことは思っていません)
しかし、空港からホテルへ出るバスの待合所が
わからない。 ![]()
AIRPORT HOTELという簡単なスペルの文字が
見つけられない。 ![]()
手配される旅に慣れていた私は
(日本の旅行はいつも妻任せ、言われる場所に
荷物を運ぶポーター役しかしていなかった私)
英語圏という理由で完全に主導権というバトンを
妻から渡され、慣れない英語を駆使しながら
(英語教師ですが)、
ようやくバスを捕まえることができ、妻の
「ちょっとは海外ならがんばってくれるかも」 ![]()
という表情を横目に見ながら
安堵感を覚えていたのもつかの間、
ホテルへ着くまでに、バスの運転手さんが予約状況と
名前の確認をしたいからスペルをくれと言われ、
さらっと言った、 T.A.K.A.E.S.U。
通じない。 ![]()
アルファベットが言えてない。
衝撃の事実。驚愕の嵐。 ![]()
彼がリピートしてくれたのはT.E.K.E.S.U。
これを聞いてすぐに思い浮かんだのが
オーストラリアの A の発音。 ![]()
思い切ってT.I.K.I.E.S.Uと発音すると
そのままリピート。 ![]()
もう困惑は広がるばかりで
どこがスタートでどこがゴールかもわからない。
ホテルはもう目の前。
運転手はいらだち、スペルを書いてくれと言われ
記したT.A.K.A.E.S.Uの文字。
彼は「ああ」といいながらT.I.K.I.E.S.Uと発音した。。
(のように聞こえた)
未だにその時の正解はわからないが、
私が妻からの信用を失くしたことだけは
わかった。 ![]()
ショックの大きかった私は次の日、
アリススプリングスへのアンセットのカウンターで
エコノミーの切符を出して、
ビジネスクラスのカウンターでチェックインをした。
係の女性はひどく丁寧な笑顔を私に向けながら ![]()
"Even here you can do it."と言ってくれた。
”Thanks, but I don't think I can do it.”
と誰にも聞こえない声でつぶやきながら
子供の手をぎゅっと握った。
あまりにもすさまじい滞在1日目・2日目であった。
でもそれはほんの序章にしか過ぎなかった
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