ウェールズの位置ですが、
手持ちの辞書には、
「グレートブリテン島南西部の地方」
とありますが、
ウェールズの人々は「地方」とは
思っていません![]()
「国」と思っています。
これはスコットランドの人や
北アイルランドの人たちも
同じだと思います。
実際、イングランドの人たちが
どこまで意識していたかは
はっきりわかりませんが、
ウェールズにいたイングランド人が
「We are basically in a foreign country.」
と言ってたのを聞いたことがあるので、
少なくともウェールズにいるイングランド人は
少しは意識してたと思われます![]()
他のヨーロッパ諸国と同じくらい
「外国」とは思っていませんが、
やはり、United Kingdomは
複数の国が政治的・経済的に一緒にやってるんだ、
という感覚はいろいろなところで感じられました![]()
パブの回でお話ししませんでしたが、
ウェールズには、ウェールズ人専用のパブがあり、
そこにまちがってイングランド人が入っていくと
怖いことになる、ということを聞いたことがあります![]()
英語をしゃべったらすぐばれますもんね・・・
私は行ったことがありませんが・・・![]()
私は現地で日本語を教えていましたが、
授業の最初の方で、名前や出身地などを
表現することを教えます![]()
「私はめぐみです。(私は)日本人です。
あなたは?」
「私はDaffidです。(私は)イギリス人です。」
という会話を教えようとしました。
(ちなみにDaffidはダヴィドと発音します。
'David' デイヴィッドのウェールズ版だそうです。
男性のかなり一般的な名前でした)
そうしたら、「イギリス人」とは言いたくない、
「ウェールズ人」を使いたい、という生徒が数名いました。
イギリス人=イングランド人じゃないから大丈夫、
日本の人はイギリス人って言った方が
すぐわかってもらえるよ、![]()
と説明しても、やはり「ウェールズ人」
にこだわっていました。
もちろん、私は彼らの希望通り表現してもらい、
「こんにちは。私はDaffidです。ウェールズ人です。」
という感じになりました![]()
生徒たちはかなり満足げでした![]()
Walesという国はウェールズ語では
「Cymru」(カムリ)と言います。
人々はCamruを心から愛しています。
ウェールズ人の愛国心は本当に強いです。
いろいろなことがあった長い歴史の中ではぐくまれた
自分たちのアイデンティティを強く持ち、
誇りに思っていました。
国旗の、「赤いウェルッシュドラゴン」
にとても誇りを持っていました。
大阪出身の私が、
東京の人に「関西人」と呼ばれるのがいやなのと
通じるところがありますかね・・・![]()
関西は、大阪、神戸、京都など
それぞれ言葉や文化もちょっと違うんですよ![]()
ウェルッシュドラゴンの映像がないので、
よかったらウェールズのホームページ
をご覧になってください![]()
