一週間ぶりの投稿です。
9月もいよいよ終わりに近づいてきて、
ようやく秋めいてきました。
僕がブログ投稿を担当するのも
あと一週間となりました。
思い起こせば、
まだまだ懐かしい思い出がありますが、
いったいどの話をしようか、
僕が面白いと思っても、
たいした話題じゃないかもしれないし・・・
あと幾つ投稿できるか、
この一週間、頑張ります。
今日中関係が
少し微妙なところですけれど、
中国系の人についての
思い出話をしようと思います。
世界に冠たる漢民族の彼等は
有史以来、世界のいたるところに
進出して華僑社会を形成してきました。
NYも例外ではなく、
むしろマンハッタンのチャイナタウンは
日に日に膨張しつつあり、
今や、サンフランシスコの
チャイナタウンが有名ですが、
それよりも現実的に全米で
最大の規模となっています。
僕はチャイナタウンが好きで、
よく食事やショッピングに出かけました。
日本からのお客が来た際には
連れて行く決まったお店もありました。
横浜の中華街とは料理の味だけでなく、
街全体の雰囲気が一味も二味も
違った感じで、
比較してもらうと面白かったです。
はっきりいうと
横浜の中華街は街の雰囲気も
料理の味も日本人にあっていますが、
NYのチャイナタウンはいわば、
香港がそっくりそのまま
引っ越してきたような、
街も料理もなんです。
その雑然とした感じが
マンハッタンの他の町の
雑然とした感じとも違って、
アメリカにいるはずなのに
香港にいるような錯覚を覚える、
とにかく楽しい街でした。
華僑の人達の凄いパワーは、
マンハッタンにとどまらず、
近郊の町にまで進出して
チャイナタウンを形成しているんです。
クィーンズの地下鉄7号線の終点に、
フラッシングと言う町があって、
そこにも大きなチャイナタウンがありました。
そこも好きでしょっちゅう行きました。
ノーザンブールバードと言う大きな通りを
メッツのホームのシェイスタジアムや
全米オープンで有名なコロナパークを
横目に見て1時間くらい
ドライブしていくのです。
街の真ん中に
公営の大きい駐車場があって
そこに車を止めるのですが、
ある時、車を出そうとして
バックした時に
ちょうど走ってきた車と
接触してしまったことがあります。
その時“やばい”と思っていたら、
華僑の人達が集まって来て、
僕の車と相手の車を見ながら
“こんなのは何ともない、
大したことは無い。大丈夫。
行け、行け。”
と取り囲んだ数人が口々に言って、
相手の車の運転手は
ちょっと不服そうでしたが、
僕は“助かったぁ”と思って
そのまま、走って帰ってきてしまいました。
僕も相手の運転手も
アジア系の顔でしたから、
きっと中国人と思われて、
揉め事が起きないように
華僑社会の世話役の人達が
仲裁してくれたんだと思います。
恐るべし、華僑社会。
