偶然DLBらしき病変が見つかってから、特に薬は処方されていません。

主治医の先生には別の持病で5年前から診て頂いているので、薬を処方されないのには理由があると信頼しています。

一つは薬の過敏症があり、新しい薬を始めるのにも細心の注意が必要ということがあるでしょう。

二つめは、現在DLBの特効薬がなく、認知機能障害のない場合は症状に応じた薬を処方する対症療法しかないからだと思います。

数年前にアリセプトがDLBの治療薬として承認されました。

ところがコウノメソッドの著書では、DLBの患者さんは薬が効き過ぎる人が多く、アリセプトを通常通り処方すると不機嫌になったり、体が固まったりする場合が多いと書いてありました。

アリセプトが効き過ぎたという例は他にも、DLB患者を介護した家族の手記でも多数見受けられます。

それらを鑑みると、アリセプトは認知機能障害に有効かもしれませんが、薬が効き過ぎるDLB患者には実際どうなんだろうと疑問に思います。