こんにちは!
今回は、ここ1年ほどの間に「海の中」で見つかった考古学の発見をまとめてみました。
沈没船から、海に沈んだ古代の大地まで、ロマンあふれるニュースが続々と届いています。
※記事中の画像は、Wikimedia Commons で公開されている画像をライセンスに従って引用しています。出典は各画像の下に記載しています。
■1. 世界最古の沈没船? トルコ・ケコワ島沖(約4,400〜4,700年前)
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【引用画像】トルコ・ケコワ島とカレキョイ村
出典:Wikimedia Commons(撮影・作者:Bjørn Christian Tørrissen/ライセンス:CC BY-SA 4.0)
※発見された遺物そのものの写真ではなく、場所のイメージ画像です。
トルコ南部アンタルヤ県のケコワ島近く、水深約30mの海底で、青銅器時代前期の沈没船が見つかりました。
30個以上の土器の壺と3つの石の錨が確認されていて、「世界最古の沈没船」の可能性があると2026年10月に発表されました。
木の船体は残っていないため、年代は土器の形や装飾から推定したもので、まだ暫定的な数字だそうです。
壺の中身がオリーブ油なのかワインなのか、これからの分析が楽しみです。
引用元:The National(https://www.thenationalnews.com/arts-culture/2026/10/14/worlds-oldest-known-shipwreck-lost-more-than-4000-years-ago-found-off-turkey/)
CNN(https://www.cnn.com/2026/10/14/science/worlds-oldest-shipwreck-turkey-scli-intl)
■2. 2,100年前の“高級食器”を積んだ船 トルコ・アドラサン沖
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【引用画像】トルコ・アドラサン湾
出典:Wikimedia Commons(撮影・作者:Bilgegezgintr/ライセンス:CC BY-SA 4.0)
※発見された遺物そのものの写真ではなく、場所のイメージ画像です。
同じくアンタルヤ県のアドラサン沖、水深42〜55mでは、紀元前1世紀半ばの沈没船の発掘が進んでいます。
皿・鉢・トレーなど122種類もの形の陶器が数千点も見つかり、当時の地中海で高級食器が盛んに取引されていたことがわかってきました。
引用元:HeritageDaily(https://www.heritagedaily.com/2026/10/2100-year-old-luxury-tableware-discovered-in-ancient-shipwreck-off-turkiye/159487)
■3. ネルソン提督と戦った旗艦「ダンネブロー」 デンマーク・コペンハーゲン港
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【引用画像】ニコラス・ポコック画「コペンハーゲンの海戦(1801年4月2日)」
出典:Wikimedia Commons(撮影・作者:Nicholas Pocock/ライセンス:Public domain)
※発見された遺物そのものの写真ではなく、場所のイメージ画像です。
1801年のコペンハーゲンの海戦で沈んだデンマーク海軍の旗艦「ダンネブロー」が、水深約15mの海底で発見されました。
新しい人工島の建設前の調査で見つかったもので、大砲や砲弾、靴やパイプなど乗組員の持ち物も出てきています。
発表は2026年4月2日、海戦からちょうど225年の記念日でした。
引用元:ヴァイキング船博物館(デンマーク)(https://www.vikingeskibsmuseet.dk/en/news/flagship-dannebroge-found-225-years-after-battle-of-copenhagen)
■4. 宝石つきの金のベルト!ビザンツ時代の沈没船 クロアチア・ムリェト島沖
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【引用画像】クロアチア・ムリェト島の夕景
出典:Wikimedia Commons(撮影・作者:Jaganjac/ライセンス:CC BY-SA 3.0)
※発見された遺物そのものの写真ではなく、場所のイメージ画像です。
アドリア海のムリェト島沖では、7世紀末〜8世紀初めの沈没船から、エメラルドやルビー、真珠で飾られた金のベルト金具、皇帝の姿が刻まれた金の指輪、金貨などが見つかりました。
高い地位の役人が乗っていたのかもしれません。
クロアチアの研究チームが10年近く調査を続けてきた成果です。
引用元:Medievalists.net(https://www.medievalists.net/2026/08/byzantine-shipwreck-with-gold-treasures-discovered-off-the-croatian-coast/)
■5. ワイン壺を数百個積んだローマの船 イタリア・シチリア島沖
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【引用画像】イタリア・シチリア島マザーラ・デル・ヴァッロの街並み
出典:Wikimedia Commons(撮影・作者:Angelo Romano (Angelo.romano)/ライセンス:CC BY-SA 3.0)
※発見された遺物そのものの写真ではなく、場所のイメージ画像です。
シチリア島南西部マザーラ・デル・ヴァッロの沖、水深46mで、紀元前2〜1世紀ごろの共和政ローマ時代の沈没船が見つかりました。
主にワイン用とされる「ドレッセル1A」型のアンフォラ(壺)が数百個積まれていたそうです。
見つけたのは一般の人で、通報を受けて警察の文化財部隊などが調査しました。
引用元:Archaeology Mag(https://archaeologymag.com/2026/08/roman-shipwreck-with-amphorae-found-off-sicily/)
■6. 海に沈んだ“いにしえの大地” オーストラリア北西部ムルジュガ
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【引用画像】西オーストラリア州・ムルジュガ(バーラップ半島)の地図
出典:Wikimedia Commons(撮影・作者:不明/ライセンス:Public domain)
※発見された遺物そのものの写真ではなく、場所のイメージ画像です。
最後は船ではなく「土地」の話です。
西オーストラリア州のムルジュガ沖で、少なくとも9,000年前に海に沈んだ場所から、先住民の人々が使った石器が見つかりました。
かつての淡水の泉のそばや、川を見下ろす丘のあたりで暮らしていた様子がわかり、約23km離れた島の石を運んでいたこともわかったそうです。
地元のアボリジニのレンジャーの方々も研究ダイバーとして調査に参加しているのが素敵ですね。
引用元:Flinders University(https://news.flinders.edu.au/blog/2026/10/14/australias-oldest-underwater-archaeology-reveals-ancient-life-within-a-lost-landscape/)
Ocean News(https://oceannews.com/news/science-technology/submerged-sites-reveal-ancient-aboriginal-life-in-australias-lost-landscape)
■まとめ
海は、陸よりも遺物がそのまま残りやすい「タイムカプセル」なんですね。
技術の進歩で、これからもっと多くの発見があるはず。
次はどんなニュースが届くのか、楽しみに待ちたいと思います!
#考古学 #水中考古学 #沈没船 #遺跡 #歴史