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海外の子会社事業部のサポートを担当するようになって1年。日本と香港のスタッフの“パイプ役”となり、自分が携わることによって両者の取り組みが前に進んでいくことにやりがいを感じ始めた高橋さん。その頃、子会社として展開していた「ダイアン フォン ファステンバーグ」を本社で運営することになり、スタッフに加わらないかという打診があった「前の部署での仕事も楽しかったのですが、就職活動の頃と違ってより事業部や店舗についての理解が深まって、“パイプ役”として間に入るのではなくiphone case 4s、自分が“張本人”=運営側にまわることに興味が出て、大きなチャンスだと即決しました。異動の希望を出したことがないのですが、目指す職種が分からなかっただけに、異動が“何かを知って次へ進む”よいきっかけになってきたように思います」当初、「ダイアン フォン ファステンバーグ」事業部は高橋さんと上司の2名。肩書きはMDとコーディネーターだが、少人数のためできることは何でも担当したという。「少し人数が増えた今でも、皆ラベル貼りなどから自分がメインで担当する職務まで何でもやっています」ここで始めて高橋さんが担当することになったのがMD。本国の商品から、日本に仕入れする商品を決定する、バイヤーのような性格をもつ職務だ。当初、自分が学生時代にファッションを勉強していないことやMDとしての経験がないことに大きな不安を覚えたという。「最初は頭で考えてしまうことが多かったですね。そこで、上司に“自分のクローゼットのことを考えて、好きなものを選べばいいんだよ”と、直感やひらめきを大切にすることを教えられたことが、この職種でもっと成長したいと思うきっかけになりました」iPad、スマートフォン、USBメモリー、ペンケースと、現在のお仕事に欠かせないグッズも「ダイアン フォン ファステンバーグ」のアイテムで統一。このプリントはブランドの定番柄でもあるリップモチーフ。「USBメモリーとペンケースはノベルティ(非売品)、スマートフォンケースは現在は販売終了していますが、iphone5版が2月販売予定。iPadケースは来年3月頃に発売を予定しています。ブランドとしても雑貨に力を入れ始めているところで、日本では未発売ですが本国では食器やベッドリネンなども展開しています」(高橋さん)躊躇しない、“やってみないと分からない”

「ダイアン フォン ファステンバーグ」に異動して5年。1972年にブランドを立ち上げ、現在も世界中の女性に影響を与え続けているデザイナーのダイアンや、MDとして尊敬する事業部長の上司の存在を間近で感じ、自分がMDとして成長する過程を楽しんでいるという高橋さん「学生の頃はどういった職種が自分の夢なのかが分かりませんでしたが、入社してみて、実際の業務を通して“もっと海外事業部やデザイナーの近くにいたい”と夢や方向性が明確になりました。現在は、MDとして求められるスキル、コミュニケーション能力の重要性を痛感しているところです。トレンドを読む力や数字から判断する能力、語学なども重要ですが、感じたことや伝えるべきことをいかにきちんと伝えるか、がいちばん大切。例えば、海外のスタッフに“なぜこれをこの点数買うのか”を、根拠をもってうまく伝えられないと前に進めないんですよね」MDだけに留まらず、社会人として、また自分のキャリアのなかで重要なこととは?「“何でも一生懸命やってみること”。最初、自分の夢と少し違うところからキャリアがスタートしたとしても、右も左もわからない業務だったとしても、まずやってみることが重要。自分のこれまでを振り返って、何でも“やってみてよかった”“やってみないと分からなかった”な、と。目指す職種が分からなかった自分も、“やってみたから最終的に分かった”と思っています。今はMD、バイイングの仕事でより成長していきたいですね」もし、何かに挑戦するチャンスが目の前に見えている人は、思い切って飛び込んでみては?もし、任せられた仕事が自分の描いたものとフィットしないものだったとしても、まずそこに一生懸命ベストを尽くしてみては?回り道に感じたとしても、その経験は確実に自分のキャリアの大きな糧となってくれるはず。