岐阜県中津川市で、同市の老人保健施設事務長が、親族6人を殺傷し、自らも自殺を図るという事件があった。その後の回復で事務長は動機について話し始めたのだが、その動機というのが「何もかもいやになった」とのことらしい。

 「何もかもいやになった」のには、何か理由があるはずだ。何もかもいやになっただけで自分の娘家族まで殺そうとするのはおかしい。もちろん、殺人を犯すからにはどこかおかしくなっているのだろうが。

 傍目には何の問題もなく、幸せで成功しているように見えても、その裏側で大きな闇が膨れ上がっていたということなのだろうか。「魔が差す」という言葉があるが、この事務長の「魔」はかなり大きかったようだ。