安静時の心拍数は、手術前は60~65程度だった。

長時間動かずにいると、60を下回ることもあった。

健康診断の心電図検査で、洞性徐脈とコメントされたこともあった。

マラソンをしていると、スポーツ心臓で脈が遅くなると聞いていたので、気にしていなかった。

 

手術後から退院直後も、心拍数は60台だった。

入院中は、β遮断の貼り薬、ビソノテープを左胸に貼っていた。

退院時処方で、飲み薬ビソプロロールフマル酸塩錠2.5mgとなった。

 

この薬の説明書に【効能・効果】として、

・本態性高血圧症(軽症~中等症)

・狭心症

・心室性期外収縮

・次の状態で、アンジオテンシン変換酵素阻害薬又はアンジオテンシンⅡ受容体拮抗薬、利尿薬、ジギタリス製剤等の基礎治療を受けている患者

虚血性心疾患又は拡張型心筋症に基づく慢性心不全

・頻脈性心房細動

とある。

 

この薬のほかに、高血圧治療薬も処方され、飲んでいる。

今は、テルミサルタン20mg。

 

この「ビソプロロールフマル」(狭心症・慢性心不全・心房細動用飲み薬)をいつまで飲むべきなのか、ずっと思い続けていた。

この薬を飲んでいる間は、相変わらず「心臓病患者」なのだ。

 

自分は、狭心症・虚血性心疾患の手術をしたわけではない。

心房細動の診断を受けたこともない。

 

また、2.重要な基本的注意 として、

「投与が長期にわたる場合は、心機能検査(脈拍、血圧、心電図、X線等)を定期的に行うこと。」

ともある。

 

外科から戻された内科クリニックでは、5ヶ月間、心電図、X線は撮っていない。

12月に採血があったが、一般健康診断の検査項目で、BNPは調べていなかった。

 

動悸、胸の痛み・苦しさsなどの自覚症状はない。

 

そこで、今月初めの診察で、この薬を止めてもらうことにした。

「脈拍は上がりますよ。」と言われたが、一旦止めて様子を見たいと思ったのだ。

 

言われた通り、脈拍数は10から20程度上がった。

朝起きたときは、70前後から80台半ばになった。

 

 

日中は90前後になっている。

これを「頻脈」というのだろうか。

 

ネットや本で調べると、通常の脈拍は60~80程度。

「頻拍とは、成人では脈拍数100回/分以上をいう。正常の洞調律で洞頻脈になることも多いため、正常・異常の鑑別が必要である。」

という定義があったが、どの程度で病気と診断されるのだろうか。

 

「頻脈」の解説は、ほとんどが「頻脈性不整脈」としてしかでてこない。

心室頻脈など重症疾病で、150とか200の世界だ。

 

平常時90~100程度の心拍数を「頻脈」として、気にかける必要があるのか、ないのか、

どなたか、知見をいただければありがたいです。