猫は甘さがわからない!? | 獣医とノルウェージャンフォレストキャット マリアの腎臓闘病生活

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今年で4歳を迎えた我が家の愛猫マリアについてのブログです。若くして腎臓病になった我が子にしてあげられる事を書き記していきます。獣医師として同じ境遇に置かれた猫ちゃん、又は飼い主様の心の支えになれればと思います。

甘いものが好きな人は多いですよね
僕も甘いものは大好きです

ただ猫ちゃんはこの甘いものがわからないと言われています
舌や口腔内には味蕾と言われる味を感じる器官が存在し、ここでは塩味、酸味、苦味、甘みなどの味を感じ取っています。
最初に感じるようになるのは塩味で生後1日でもわかるらしいです。
これはお母さんからおっぱいをもらうために体が最初に識別できるようになっているのだとか。その後苦味や酸味などを覚えていきます(これは腐ったお肉を食べることがないように、と言われてますね)が甘みに関してはわかってもごく僅かという報告があるのです。確かに野生で生きていく上で甘みは必須ではないのかも

最初は、「ほんとかな?」と思っていましたがよくよく考えてみれば「確かにそうかも」と感じるところが多いです

例えば苦手な投薬の時、わんちゃんは甘みを加えると飲んでくれる子が多いのに対して猫ちゃんはほとんど効果がなかったり
飼い主様と話をしててもわんちゃんの好物に甘いものが出てくることはあっても猫ちゃんの好物に甘いものが出てくることはなかったり

みなさんの猫ちゃんは甘いもの好きですか?
本当のところはその猫ちゃんに聞いてみないとわからないですよね。
ただ、もし好きだという猫ちゃんがいるとすればひょっとしたらそれはその食べ物に含まれる塩味が好きだったりするかもしれませんね
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