そのうちの一つにエリスロポエチンというホルモンの分泌があります。
このブログでもちょくちょく登場してるのですが、今日はそのエリスロポエチンについてです。
簡単に言えば造血ホルモンです。
このホルモンは腎臓から分泌されたのちに骨髄に働きかけをして、赤血球産生を促しています。
赤血球といえば、「鉄」が有名ですよね。
骨髄→製造会社
だとすれば
鉄→材料、赤血球→製品となります。
そうするとエリスロポエチン→命令を下す電話のようなもの
で、腎臓→社長
といったところでしょうか。
赤血球が十分存在する、あるいは体が赤血球不足を感じていないなどの場合は、腎臓(社長)からの電話は通常通りです。
ところが赤血球が足りない状態に陥ると腎臓(社長)は骨髄(製造会社)に向けたエリスロポエチンの産生を増やします。(赤血球作って!と鬼電するようなイメージ)
これにより骨髄(製造会社)は活性化し赤血球が増えるのです。
そしてある程度赤血球(製品)が流通してくるとエリスロポエチンの分泌促進(鬼電)は通常に戻ります。
このように、体には赤血球数が一定数以下にならないように、調節機能が備わっているのです。