病気の捉え方 ありがとう | 獣医とノルウェージャンフォレストキャット マリアの腎臓闘病生活

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今年で4歳を迎えた我が家の愛猫マリアについてのブログです。若くして腎臓病になった我が子にしてあげられる事を書き記していきます。獣医師として同じ境遇に置かれた猫ちゃん、又は飼い主様の心の支えになれればと思います。

今日もマリアの点滴に行ってきました。
点滴をするようになって約3週間になります。
その中で最近よく思うようになった事は「ありがとう」です。

普段は飼い主様に病気を伝える立場ですがその時の飼い主様の反応は実に様々です。

病気にショックを受ける人
病気をすんなり受け入れる人
病気を否定する人
病気と闘う人
などなど

いろいろな思いがあり、時間とともに変化していくのはもちろんです。
ただ驚くかもしれませんが、中には「感謝する人」がいます。

これにはもちろん病気を発見した僕たち病院に対しての感情もありますが、今はそれを言っているのではありません。

僕が言っているのは、病気であっても生きていてくれることに感謝、ないものを求めるのではなく今あることに感謝できる人たちです。

最初は不思議でなりませんでした。

でもマリアが病気になった今では、それまで送っていた何気ない日常が本当に幸せだったのだと感じるようになりました。そして病気になった今でも、点滴が欠かせないとしても、元気でいてくれる、このことに有り難さ(ありがたさ)を感じます。

このことに気付けたのは他ならぬ病気のお陰です。
もちろん最初はショックでしたが、今はそう感じています。
いつまで続くかわかりませんが、病気を知った今の方が幸せな気がするのです。
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