2023年
ドラマはじめは、
こちらで予告した通り
韓国ドラマ
ではなく
お久しぶりの
日本ドラマ
なので、
このブログ初の
韓国ドラマではない感想
となりますが、
趣旨はブレずに
韓国ドラマブロガー的視点から
語りたいと思います。
・・・って、
サラッと、
「韓国ドラマブロガー」
とかって
自称しちゃいましたけれど、
めちゃくちゃ
恥ずかしいな
と思いながら書いてます~
いつもの通り、
ネタバレやあらすじなしで
お伝えします
First Love 初恋
こんな人にオススメ
初恋あるあるの頃に思いを馳せつつ実は「韓国ドラマあるある」満載のドラマチックな展開に浸ってみたい人
美しい光彩、幾何学模様、自然の景色など、ヨーロッパのような雰囲気を感じつつ、スモーキーな映像から、ノスタルジーを感じたい人
宇多田ヒカルの名曲「First Love」「初恋」を懐かしく思い返しつつ…あの頃の時代をあらためて振り返ってみたい人
高校生カップル(八木莉可子&木戸大聖)の純粋さと、30代となった2人(佐藤健&満島ひかり)の切なさに、心を動かされたい人
*ちなみに、
私がこのドラマを見た理由は、
こちらで語った通り
宇多田ヒカル
の密かなファンの私
彼女の曲にインスパイアされて
制作されたドラマが
NETFLIXで
トップ10
にランクインしているので、
ドキドキしながら
開封しましたよ
ざっくり言うと、
こんなドラマ
高校生の「初恋」が
20年の時を経て
運命の糸をたぐりよせると…
ひとことでいうと、
タイトル通り、
ザ・初恋
のテーマのドラマですね
北の大地で、
高校生の時に出会った
也英(八木莉可子)と
晴道(木戸大聖)は、
思いを寄せ合ったのに・・・
あるきっかけにより、
離れることになり
それから、
約20年後、
タクシードライバーとして働く
也英(満島ひかり)を…
自衛官を退官し、
警備員となった
晴道(佐藤健)が・・・
宇多田ヒカルの
「First Love」
をきっかけに…
運命の糸を
たぐり寄せようとする
クリスタルガラスのような
純粋で美しい感情の揺らぎを
感じられるドラマです。
とにかく
美しい映像と
音楽に魅了される
過去のエピソードが
スモーキーな映像だったり…
ラウンドアバウトのように、
意思を持って出て行かないと
ぐるぐると
回り続けてしまう道とか…
ヒロインのテーマカラー
透明感と躍動感あふれる
青のまぶしさとか…
情熱の赤い家族かっ(笑)
一目見ただけで
感覚的にわかる
象徴的な色や景色が
物語を鮮やかに彩っていて。
これまでの
日本の映画やドラマの
イメージを覆す
演出ですね
音楽も、
宇多田ヒカルの曲に
頼りすぎることなく、
クラシックや
ポップミュージックもありで、
かなりオシャレです
(韓国ドラマ ブロガーによる)
韓国ドラマっぽい度
韓国ドラマっぽい度:
映像の美しさに
目を奪われ
視聴中は気付かなかったけれど、
けっこう
韓国ドラマあるある
の展開なんですよ
記憶問題
嫁姑問題
実は過去につながり
ええっ、そんな偶然がっ
・・・といった
エピソードの数々
に思わず、
ニヤリ
としてしまうでしょう。
総合的評価
判定保留
(星4.5くらいかな)
家族関係とか
社会情勢といったことが
人生にもたらす影響とか、
過去からの
再生・再構築
なども描かれているので、
ただの初恋物語
ではありません。
また、
同年代の方は特に
この20年の時代を
宇多田ヒカルの曲と共に
生きてきたことを
懐かしく思い返しつつ
深い感慨を覚えるドラマでしょう。
物語は、
現在と過去を行ったり来たり、
するのですが、
タイムラインが
かーなーり緻密に
計算されている上に、
重要な行動や選択の理由も
ちゃんと明らかになるので、
ナ、ナント、
ほとんど
ツッコミどころが
ありませんよ~
(ただ、
也英がタクシードライバーを
選択した理由は
よくわからず...
見逃したのかな)
だから、
妄想好きな私としては、
キョンキョンが演じる
也英の母は、
若かりし頃、
一体何があった
…という点が
気になって仕方なかったかな
このドラマを見て
ふと気づいたこと
がひとつありまして。
昨年末だったかな…
ある脚本家の
「日本語がわかる人に観てほしい」
発言が話題になってましたが…
逆に、
日本語がわかるからこそ、
つらいな~
って、私みたいに感じる人は
どうしたらいいの~
と初めて思いました。
うまく言えないんですけれど、
ダイレクトに伝わり過ぎて...
例えるなら、
むきだしの宝石が目の前にあると、
まぶしすぎて
目が開けられない
という感じに似てるかな…
それを、
エモすぎる
というのか、
あるいは、
HSP気質
と呼ばれるのかも
しれませんけれど
(ちなみに、私は、
そうではない
ですけどね)
私が、
韓国ドラマのために
韓国語を勉強しない理由、
それは、
ちょっと
ダイレクトな表現から
あえて
距離を置きたいから
なのかもしれないなぁ
と初めて自覚しました。
あるいは、
どの国のドラマでも映画でも、
曖昧な部分に
余白を感じたいというか、
想像(=妄想)したい
性質なだけかもしれませんが
さて。
也英と晴道を演じる
俳優4人は、
はっきり言って、外見は
全然別人
なんですけれど
それでも、
年代で役柄(役割)を
分けあったことは
正解
じゃないでしょうか
というのも、
八木莉可子は、
透き通るように白い肌と、
シンボルカラーの青
との対比が美しくて
存在感だけで、
初恋のピュア
を体現してるなぁ
と感じましたし。
大人になったヒロインの
満島ひかりは、
輝いている時と
堕ちている時の
ギャップが
とにかくスゴいですよ
それでも、
どんな時でも、
生まれながらの本質
とでもいうのかな
それは、
ちゃんと保持しているので、
自然な年月の経過を
感じることができました
高校生役の木戸大聖は…
これまた、
無邪気さが高校生らしく
感じられて良かったし
佐藤健は…
こういう、
なんて言うか、
女性に翻弄される
苦労役
が妙に合うんですね~
ただ、
韓国ドラマを
見慣れている身として、
ど~しても
ツッコミたいのは…
自衛官にしては、
ちょっと線が
細すぎやしないかっ
(筋肉質な韓国人俳優を
見慣れたせいか…
職業病ならぬ、
韓ドラ病かも知れぬ...)
このドラマ、
中学生の娘と一緒に
見ようかな
と一瞬思いましたが、
たぶん、このシーンのせいで
16+になっていると思います
ので、視聴の際は
ご注意ください
ちなみに、
星マイナス分は。。。
個人的には、
第一話(現在)の
淡々とした日常生活の中で
もう何かどうにも
人生疲れた感じとか、
妙にリアルで
ドキュメンタリーか
と錯覚するほどの
細やかさだったので
そういうテイストを
期待していたから
なのか…
最終話は、
酸いも甘いも知る
心が汚れてしまった私
40代としては
展開も映像も、
どこか
おとぎ話
のように感じました。
あるいは、
「初恋って
おとぎ話のようなもの」
っていうのが、
もしも、
もしも、ですよ
隠れテーマのひとつなら、
度肝を抜かれちゃいますけどね
正直言いますと、
2022年マイベスト
韓国ドラマのひとつで
しかも
「初恋」
とテーマが同じ
「二十五、二十一」と
ちょっとテイストが
似ている部分もあるので
これを先に
見ていなかったら、
もう少し
素直に感動
していたかもしれないですね
いずれにしても、
ほぼ同時代を
日本で生きてきた私
無意識に、
いやあ、
現実は、
そんなモンじゃないでしょ
とリアルさを
求めてしまったようです
・・・と
色々言ってますけれど、
様々なしがらみにとらわれず、
お金をかけて、
丁寧に制作すれば、
日本も
良いドラマが作れるんだなぁ
と率直に思いました。
というわけで
最近
韓国ドラマ
ばかりだわ
という方にも
オススメできる
日本のドラマですよ