一回目のレビューは「(500)日のサマー」です。ちなみに500のところを()で囲むのを忘れてはいけません。
いきなりガーリー映画系ですが、この系統を主に扱っていくわけではないので悪しからず。
あと、ネタバレがあるかもしれないので、一応最初にその旨断っておきます。
(500)日のサマー 俺的評価(星5点満点)
ガーリー度:★★★★
文 系 度 :★★★★★
見たらお洒落になれる(らしい):★★★★★★★★★
【レビューの前に】
そもそも、この映画は、私の連れが「(500)日のサマーが見たい!」と言い出したので、見に行くということになったものです。
私の連れは定期的にこの手のガーリー映画系(「恋愛睡眠のすすめ」、「いちばんきれいな水」、「マリーアントワネット」etc・・・)を見に行きたくなるようで、大概私も一緒に見に行きます。
連れが教えてくれなければ確実に見に行くことはなかったであろう映画ばかりなのですが、実際に見に行くと、いずれも面白いので、見に行って良かったなといつも思っております。
で、今回の(500)日のサマーですが、見に行こうと思った頃には既に東京での上映がほとんど終わってしまっている状況でした。
これでは連れに怒られてしまうと思い、必死になってGooglなどで情報収集をしたところ、3月6日から新宿武蔵野館で上映されるという情報をつかんだので、「これを逃したらもう見に行けなさそうだな」と思い、3月6日、やや小雨の降る新宿まで千葉県船橋くんだりから行ってきた次第です。
新宿武蔵野館で映画を見るのは2回目でしたが、ここは整理番号順に入場するので、そんなところは「渋谷のBunkamuraシアター」っぽいなと思いました。
実際に中に入ると、中の感じは「恵比寿ガーデンシネマ」っぽいとも思いましたが、こちらは飲み物を飲んでもOKなので、喉が乾きやすい私は助かりました。
【レビュー】
ちなみに私が見た回では、文系と思わしき方々が結構多く来ていたため、思ったよりも人は入っているなという感じでした。
映画を見た感想としては、「この監督、相当センス高いんだろうなあ」というのをはじめに感じました。で、純粋に面白かったです。
この映画は時系列をシャッフルして見せていくのですが、その見せ方が上手いなと。それ故なのか、最後の結末は、私にはちょっと予想できなかったです。
主演の2人・・・ズーイー・デシャネル(サマー)とジョセフ・ゴードン(トム)はとても良かったですよ。ズーイーをスクリーンで見たのは初めてなのですが、とても可愛い感じでした。
あと、これは私だけが感じたのかもしれませんが、ズーイー演じるサマーは劇中でリンゴスターが好きなど、あえて自らをマイノリティ側の人間・・・もっというなら、私ちょっと変ってるでしょ?という、ユーミンあたりが
「あんた、自分がちょっと変わっているって思われたいだけなんでしょ」
と突っ込んでくれそうな感じがありました。
それ故なのか、全体としてサマーの行動は変わっているところがあり、トムはひたすら振り回されている感じなのですが、トム的には結構楽しそうなので、まあよしとしましょう。
とはいえ、トム的に無理して合わせている部分も結構あったのかな・・・とも思えましたけどね。でも、そういう無理に相手に合わせて・・・っていう経験のある男性って意外といると思うのですよね。こういう場合、大概苦い恋愛になってしまうんですよね。
【レビュー続き】
私が最も好きな場面は、最後の方のトムとサマー2人でベンチで話す場面・・・あの辺りのトムの心理描写は秀逸だなと。演技も含めて。
また、連れ曰く「文系ではない」らしい私から見ても、流れる音楽、役者のセリフ回し、主人公2人の部屋の雰囲気などなど、映画全体を通してお洒落というかセンスが高く、世界観がきちんと作られていると感じられるので、そのあたりも好感を持てます。
ちなみに、最後の「オチ」・・・私はすぐには意味がわからなかったのですが、多分そのあたりが、私の連れ曰く「あんたはガーリー映画検定10級よ!」と言わしめてしまうところなのかと思います。
あと、ハリソン・フォードがちらっと出てくるのですが、私はリチャード・ギアと間違えてしまったので(しかもリチャード・ギアの名前がすぐに出てこず、「ハチの人」と言ってしまった)、もはや級外かと思いましたが、この辺の役者はガーリー映画とはあまり関係がないと思われるので、一応10級で留まっていられたということにしておきましょう。
ということで、(500)日のサマーはyahoo映画風の点数付けでいうと、私の中では星5点満点中4点という感じです。
この監督の次回作が楽しみですし、主演2人の今後も楽しみです。
では、レビュー第1回はこんなところで。
