カレーと男前
今日はカレーにまつわる、ほろ苦くて、しょっぱくて、香ばしい思い出を紹介したい。
僕の友人にYという男がいる。
Yは同級生で、同じ卓球部のダブルス相方を努めている男である。
・
・
・
数年前の話になる。まだ僕とYが卓球部に入ってまもないころだ。僕とYは部活の遠征先で食事をするたび、ある「勝負」をしていた。
それは、とにかく食べ物を香辛料で辛くして、どちらが我慢して食べられるかというチキンレース。
今日び小学校低学年の子でもやらなそうな勝負を、R18の僕とYは本気で繰り広げていた(おそらく、Yは本気ではなかったというだろうが・・・)。
この勝負はなぜか「男前対決」と称され、より多く食べた方が「男前」とみなされた。(今思えば、このアオリも意味不明である。)
毎回様々な勝負が繰り広げられた。あるときは激辛タバスコピザ、あるときは激辛わさび回転寿司・・・
当時Yはあまりこういったノリにつきあうような性質の男ではなかったのだが、なぜかこの勝負にだけは一生懸命だったように思う。彼のしょうもないべジータ並のプライドがそうさせたのだろうか。
「べ、別に勝負のために食べてるんじゃないからな、俺は辛いのが好きで食べてるんだから、勘違いしないでよ!バカッ!」みたいなツンデレっぷりのYをみるのが、僕にとって遠征の楽しみだった。
そして、
あの伝説の勝負の日を迎える。
年度末に行われる、岡山での大会
試合で疲れているので、ホテルの近くですませようということになり、部員みんなで近くのココ壱に向かった。
このときの僕は、あんな悲劇が起こるなんて夢にも思っていなかったんだ・・・
(つづきます)