実際に、解析環境にGhidraを導入します。
まず、Ghidraの公式サイトからzipファイルをダウンロードします。
ダウンロードできたら、任意のフォルダに解凍・展開します。
公式のインストールマニュアルにもありますが、Ghidraはjavaのランタイムと開発キットをインストールしておく必要があります。
jdk.java.netのOpenJDKで開発されているということなので、まだインストールされていない環境なら、そこから落としてきましょう。
最低動作環境はJava11とのことなので、これよりもバージョンが低い場合はバージョンアップしたほうが無難でしょう。
私の場合は、OracleのHPからJava12 SEを入手していたので、そちらを使用しました。
Javaはインストールするだけではダメで、環境変数を設定する必要があります。
Windows10の場合:
コントロールパネル→システムとセキュリティ→システム→システムの詳細設定→詳細設定タブ→環境変数ボタン→下段のシステム環境変数で「Path」を選択→「編集」ボタン→「新規」ボタン→Javaのbinのパスを設定
デフォルトでインストールした場合、私の環境では「C:\Program Files\Java\jdk-12.0.1\bin」となりました。
ここまで準備できれば、Ghidraを展開したフォルダにあるghidraRun.batでGhidraを起動します。
一瞬Dosプロンプトの画面が表示されたあと、「Welcome To Ghidra」の画面が表示されれば、インストールは成功しているはずです。