「うつ病について考える①」 | 【東京都文京区・千葉県市川市】リバーサルの障害者就職相談所【就労移行支援事業所】

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東京都文京区本郷、千葉県市川市にある障害者の就職を支援する就労移行支援事業所、リバーサルのブログです。

「うつ病について考える①」

 今回は気分障害のなかの“うつ病について”を
お送りいたします。

 皆さんは怠け病という言葉を聞くと何を思い浮かべ
ますか?

●「体調悪い…」と言いつつその日遊びに行く…

●いつもだるそうだけど遊びに行くときは元気…

●なんか文句ばっかり言う…

 などなどいろいろなイメージがあるかと思いますが、
かつてうつ病は怠け病と言われていました。

 ということは皆さまの怠け病のイメージがうつ病の
イメージとイコールだった時代があったわけです。

 もう一つ、うつ病は心の風邪という言葉を皆さま一度は
聞いたことがあるかと思いますが、心が風邪をひくって…
どういうことなんでしょうか。

 この言葉の意味は「うつ病は誰でもかかってしまう、
まるで風邪のようなもの。しかし、治るものなんですよ」
と聞いたことがあります。

 私が専門学生のとき、実習担当の熱血ワーカーに「俺は
“うつ病は心の風邪だ”という奴が大嫌いだ」と言われた
ことがあります。

 私が不思議そうな顔をしていると「お前心はどこにある?」
と聞かれ、私は心臓あたりを指さしました。

 「そこは心臓だろ。そこが風邪ひくとうつ病になるんか」と
バカにされ、次の質問を私にしました。

 「辛いとか悲しいとかをお前はどこで感じるんだ?どこで
考えるんだ?」

 ハッとして私は「…頭?脳?ですね」と答えました。

 統合失調症のときにもお伝えいたしましたが、うつ病も脳内
物質が関与しているという説があります。

 他にも遺伝である…もともとそういう気質がある…などいろ
いろ説はありますが、うつ病の種類によっても(外因性・内因性・
心因性)異なりますし、ややこしくなってしまうので今回は割愛
させていただきます。

 いずれにせよ、その熱血ワーカーが伝えたかったことは、
「風邪なんかより辛いし、苦しんだ!頭の中がこんがらがって
ぐちゃぐちゃして本人にしかわからない苦しみに悩まされるんだ」
ということであり、

 世間に広まってしまった“そんなに重い病気ではない”という
イメージが許せないという熱い想いだったのです。